GUCCI|ブランドのアイコン、ホースビット ローファー秋の新作
GUCCI|グッチ
コレクションのムードを足元から取り入れる
ブランドのアイコン、ホースビット ローファー秋の新作
グッチの代名詞ともいえるシグネチャーアイテム、ホースビット ローファーの新作モデルが登場。秋冬コレクションからのインスピレーションを思わせる、シックな4型が揃った。
Photographs by JAMANDFIXText by FUJITA Mayu(OPENERS)
名品がモダンに生まれ変わる「1953コレクション」
乗馬の世界からインスピレーションを得たグッチのアイコン、ホースビットモチーフが誕生したのは1950年代のこと。レザーのハンドバッグにほどこされたのが最初だ。そして“永遠のクラシック”として愛される名品、ホースビット ローファーが誕生したのは1953年。ブラックやブラウンといったベーシックカラーの柔らかなレザーで作られたエレガントなメンズローファーは、ジョン・ウェインやフレッド・アステアといったハリウッドの映画スターたちの足元を飾ることとなる。
その後ステータスシンボルとして確立され、世界中から愛されてつづけたこのモデルは1985年メトロポリタン美術館の永久所蔵コレクションに加えられている。まさに不朽の名品たる証である。誕生から60年を数える歴史のバトンは現クリエイティブ・ディレクターのフリーダ・ジャンニーニの手に渡り、60周年を迎えた今日「1953コレクション」としてさまざまなスタイルの提案がなされている。高度な職人技が必要な“チュブラー構造”で作られるボディは構造上インソールがなく、無駄のない洗練されたフォルムはじつにスマートだ。
そんな1953コレクションより、伝統的なイギリスのファブリックをモダンに解釈した秋冬コレクションからのインスピレーションを感じる新作が登場した。いずれもシルエットは毎シーズン時代の気分を捉えて微妙にアレンジされるのだが、このコレクションはアッパーサイドが浅くなっており、より素足感を増している。秋冬コレクションに感じられたくつろいだ雰囲気にもマッチするはずだ。
秋冬のワードローブに欠かせないチェックを足元にも。上品なネイビーを基調に、チェックのファブリックとレザー、ソールにウッドを組み合わせたイギリスらしいスタイルは、もっとも今季らしい一足である。コレクションのキーカラーとして登場したマスタードイエローや、ファーストルックを飾ったブルーを思わせるゴールドとブルーの2足はベルベットとパテントのコンビ。なめらかな光沢のボディに艶やかなパイピングが映えるドレスライクなスタイルだ。
また、ジャガープリントのヘアカーフにブラックレザーのトリミングを効かせたグラマラスな一足は、秋冬スタイルのアクセントに重宝すること間違いなし。まずは足元から秋冬コレクションのムードを取り入れたい。
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