トルコはエキゾチックエリアの玄関口&洗練されたエーゲ海リゾート|TRAVEL
TRAVEL|[短期連載]いまトルコを目指す9つの理由
日本人トラベラーにとって千載一遇のチャンス。
ゴージャス・フロンティア トルコへGO ! Vol.1
私も思ってましたよっ。トルコっていま危ないんじゃないの? そりゃ皆んなそう思います。隣国シリアは戦争状態。そのシリアからは沢山の難民が押し寄せて、海を渡ろうとして難破してしまったり、大使館で計画殺人? が行なわれたり(これは正確には隣国サウジアラビアの話なのですが)……、そんなニュースばかりが日本にいると聞こえてくるのですから。しかしてその実態は……、私はいまトルコ旅行の大チャンスだと思っています。本企画は、その理由をひとつずつ挙げていくものです。マジ、いまレッツゴーだぁ。
Text by TSUCHIDA Takashi
Reason1 とにかく行ってみたら、平和だった
たまたまと言われたらそれまでだけれど、今回、トルコ視察中にキケンな雰囲気を感じることは一切ありませんでした。実際に最近トルコに行ってきた人たちのブログを相当数見てみましたが、皆さん、一様にそうおっしゃっていることが分かります。
2016年、イスタンブールの空港でテロ事件が起きたことは事実。しかし2度とそのような事件が起きぬように、空港、ホテルなどの要所では手荷物チェックが行なわれています。
政治はどうか。2018年6月末の国民投票で現政権のエルドアン大統領派が信任され、政権は安定しています。もっとも、エルドアン氏本人はどうやらアクの強い人らしく、大国との小競り合いも厭わぬ人のようですが、いずれにしても正当な手続きを経て信任されたのですから、治安の悪化材料はないと考えられます。
外務省のHP内にある海外安全ホームページのトルコの章を見ると、危険レベルと認定されているほとんどはシリアおよび中東諸国との国境沿い。大都市であるイスタンブールにも注意喚起が出ているものの、日本で聞こえてくる噂とは程遠いのです。
実際、ここ数年で日本からトルコに向かう旅行者は激減しました。ただし、その穴を埋めるように他国からの旅行者は絶えず、観光地の賑わいは変わらぬまま。こうした事実をどう捉えるか。あとは個人の判断に委ねられるところでしょう。
Reason2 10年前と比べて、日本円価値がおよそ6倍!
TRADING VIEWサイトより、TRY/JPYの月足チャートを引用。https://jp.tradingview.com
こちらが日本円とトルコリラの為替レートの推移チャート。右肩下がりなのは、日本円に対して、トルコリラの価値が下がり続けていることを示しています。トルコリラが最高値をつけた2007年10月での1リラ=99.634円に対し、最安値は2018年8月の1リラ=15.552円。その差、6倍以上です。
もっともこれはFXレートなので、実貨幣に換金する際は手数料などが引かれ、もう少し、レートは変わります。それでもすさまじい勢いで推移していることは何ら変わりません。
ザックリ言って、1万円をリラに替えたら、6倍の価値になると考えたら、すごくないですか? 仮に1泊30万円のスイートに宿泊すると考えみましょう。もちろん通常なら、私にとってははなから手が出ないものです。でも、いま6分の1の5万円で泊まれるとしたら……。そう、いまなら一生に一度級の夢が、叶ってしまう可能性があるんです。トルコなら。
そういえば、2018年8月15日の日本経済新聞に、こんな記事も出てました。「リラ急落、トルコのブランド店に旅行者殺到」。8月になり、為替レートの偏重がさらに加速した時期があり、そのため周辺国からブランド品目当てに買い物客が押し寄せたという報道でした。シャネル、ルイ・ヴィトン、ディオールといった高級ブティックにアラブや中国からの旅行者が行列を作ったそうです。
Reason3 イスタンブールへは直行便で楽々
トルコのフラッグキャリア、ターキッシュエアラインズは、成田とイスタンブール間を毎日運航。
ターキッシュエアラインズは、2011年から2016年まで6年連続で欧州ナンバー1の航空会社「ベスト エアライン ヨーロッパ」として表彰されたほか、2017年も4部門で1位に輝きました。
なかでも評判は機内食。ビジネスクラス、エコノミークラスともにSkytrax社の機内食部門における
受賞歴を持っていますが、特にビジネスクラスではオリンピックやF1レースでフードを提供するターキッシュ ドゥ&コーがプロデュース。同社のフライングシェフが、機内にて美しい盛り付けを担当しています。
また世界で最も豪華なラウンジのひとつとして知られているイスタンブールの空港内に設えられたビジネスクラスラウンジが大評判。プライベートリラクゼーションルーム、シャワールーム、マッサージ、ビリヤード台など、あらゆる娯楽施設が整い、贅沢な空間とともに寛ぎの時間を提供しています。
ちなみに、2018年10月29日にはイスタンブールに新空港が開港。同時にラウンジも一新され、さらなる充実した設備になっていることが、この原稿を執筆している現在、すでに聞こえ始めています。真新しい設え、真新しいサービス。この新ラウンジ訪問というアクティビティだけでも、トルコ旅の目的になりそうです。ちなみにターキッシュエアラインズはスターアライアンスに加盟しているため、スターアライアンスの上級会員であれば、ビジネスクラス利用がなくてもこのラウンジを使用できます。