新型アルピーヌA110のカタログモデルを公開|Alpine
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2018年9月27日

新型アルピーヌA110のカタログモデルを公開|Alpine

Alpine A110 Pure|アルピーヌA110ピュア
Alpine A110 Lineage|アルピーヌA110リネージ

新型アルピーヌA110のカタログモデルを公開

アルピーヌ ジャポンは9月21日、新型2シータースポーツカー「A110」のカタログモデルとなる「ピュア」と「リネージ」の2グレードを都内で公開。9月25日から10月24日まで、同社のオフィシャルウェブサイトで先行予約を受け付けると発表した。

Text & Photograpghs by HARA Akira

俊敏な「ピュア」と日常使いに優れた「リネージ」

アルピーヌの初代「A110」は1962年にデビュー。軽量ボディとリアに搭載した1.1~1.6リッター4気筒エンジンの組み合わせにより、ラリーなどモータースポーツで活躍し、1973年にはWRC(世界ラリー選手権)の初代マニファクチャラーズ チャンピオンに輝いた歴史的なモデルだ。

久々に復活したアルピーヌブランドの最初のモデルとして登場した新型「A110」は、アルミ製ボディや重量を削ったパーツの採用による徹底した軽量化、ミッドシップに搭載したエンジンとコンパクトボディ、前後ダブルウィッシュボーンサスによる正確なハンドリングと安定性など、かつて多くに人々を魅了した初代の精神である「ドライビングプレジャー/運転する喜び」を実現したスポーツカーであることを謳っている。

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アルピーヌ創業の1955年にちなんで1,955台が製造された発売記念モデルの「プルミエール エディション」のうち、日本に割り当てられた50台は、約20倍もの応募者の中から選ばれたオーナーの元へこれから届けられる予定。カタログモデルとなる今回の「ピュア」と「リネージュ」は、今年3月のジュネーブモーターショーで公開されて以来、初めて我々に披露されるのだという。

発表会に登壇したアルピーヌ ジャポンのトマ・ピルコCOOは「ピュアは、プルミエールエディションのスピリットを受け継いだクルマで、車両重量はたったの1,110kg。俊敏性や応答性を重視し、愉しいドライビング体験ができます。またリネージは、より洗練され日常生活での使いやすさに優れたクルマで、車両重量は1,130kg。2つのグレードを導入したことで、幅広いお客様の要望に応えることができるようになりました」と紹介。

さらに「このクルマを手に入れる方法は、ウェブサイトから先行予約ののち、お近くのディーラー店頭で手続きをしていただくことになります。欧州では年末までプルミエール エディションの納車が続き、カタログモデルの納車は来年からです。一方日本では年末までにピュアとリネージの納車が始まる予定で、つまり日本人が世界で初めて両車のオーナーになることになるのです」とコメントした。

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続いて登壇した同社プロダクト ダイレクターのフレデリック・ブレン氏は「アルピーヌとは、アルプスの山道が名前の由来です。そのワインディングロードを制覇したA110こそが復活にふさわしいクルマ。旧型の特徴は、軽量をイメージさせる曲線によるボディライン、アルピーヌのロゴを強調するボンネットのVシェープ、4輪の丸型ヘッドランプであり、新型でもそれを引き継いでいるのです」として、車両の紹介を始めた。

Alpine A110 Pure|アルピーヌA110ピュア
Alpine A110 Lineage|アルピーヌA110リネージ

新型アルピーヌA110のカタログモデルを公開 (2)

4色のボディカラー、ブラウンレザーの内装も

新型A110のサイズは、全長4,205×全幅1,800×全高1,250mmとコンパクトだ。ボディの96パーセントはアルミ製で、フラットアンダーボディやリアディフューザー、右フロントフェンダーの円形給油口、トリコロールエンブレム、センターエキゾーストパイプなどが目を引く。

コックピット背後に搭載するABA-DFM5P型1.8リッター4気筒直噴ターボエンジンは、最高出力185kW(252ps)/6,000rpm、最大トルク320Nm/2,000rpmを発生。専用開発のゲトラグ製電子制御7段湿式デュアルトランスミッションを介して後輪を駆動し、ローンチコントロールも装備した。100km/hまで4.5秒、200km/hまで12.7秒、1,000mまでは23.2秒で加速し、最高速度は250km/h。燃料消費率(JC08モード)は14.1km/ℓで、燃料タンク容量は45リッターとなっている。

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ステアリング右下に備わる赤いスポーツボタンを押すと、ノーマルモードからスポーツモードへと切り替わり、長押しでトラックモードが選択できる。軽量ながら、前後ダブルウィッシュボーン サスペンションを採用したことで、走りはスパルタンではなく快適な足回りになったという。

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一脚13.1kgのサベルト製軽量モノコックバケットシートを装着するピュアは、車重がプルミエール エディションと同じ1,110kgながら、フロントソナーやバックカメラを新たに装備し、シルバーの単色となったFUCHS製18インチ鍛造アルミホイール、スムースレザーのステアリング、シート後部の小物入れなど仕様の一部が変更されている。ボディカラーは定番のブルー アルピーヌ メタリック(左・右ハンドル)のほか、ブラン グラシエ(右のみ)、ブラン イリゼ メタリック(右のみ)から選択できる。価格は790万円~811万円。

もう一方のリネージは、高さ調整・リクライニング機能付きサベルト製ブラウンレザースポーツシートを装着するほか、先代A110やA310をデザインモチーフとした18インチアルミホイール、フォーカル製サブウーファなどを装備。ブルーステッチが施されたブラウンレザーのインテリアはフレンチエレガンスを漂わせ、とてもおしゃれな空間を演出している。車両重量は1,130kgとわずかに増加するが、俊敏性などのドライビングプレジャーは変わらないとしている。ボディカラーは落ち着いたグリ トネール メタリック(左・右ハンドル)とブルー アルピーヌ メタリック(右のみ)が用意され、価格は829万円~841万円となっている。

           
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