アウディR8が進化してモスクワモーターショーに登場|Audi
Audi R8 |アウディ R8
進化した「R8」がモスクワ国際モーターショーに登場
アウディは、8月30日から9月9日まで開催されている、第16回モスクワ国際モーターショーにて、改良を受け進化した「R8」を初公開した。
Text OTSUKI Takuma(OPENERS)
待望のツインクラッチ化!
ズすることも可能だ
アウディは、現在開催されている第16回モスクワ国際モーターショーにて、同社の製造する高性能スポーツカーである「R8」に大幅改良をくわえた「R8」2013年モデルを発表、初公開した。
登場から6年が経過した「R8」だが、今回のリファインでは前後バンパーの形状やマフラー形状、ヘッドライトやテールライトの意匠変更など、エクステリアの変更や新グレードの追加などがおこなわれている。そんな中で特に大きな変更と注目されているのが、V10エンジン搭載モデルに施された、6段のシングルクラッチトランスミッション「Rトロニック」から、7段のデュアルクラッチトランスミッション「Sトロニック」への変更である。
V8エンジン搭載モデルは従来の6段「Rトロニック」が標準装備となるがオプション設定で7段「Sトロニック」を選択することも可能だ。
これほど大きな改良は「R8」としては登場してからはじめてのもの。搭載エンジンのスペックに大きな変更はないものの、より高性能で多段化されたトランスミッションの採用で動力性能は向上していると予想される。
内装ではダイヤモンド型のステッチが入ったシートや、おなじようにステッチが施されたされ、アルカンターラで覆われた天井など、豪華なしつらえがなされている。もちろん「アウディエクスクルーシブ」により、さらに自分好みにカスタマイズすることも可能だ。
また、アウディは今回あらたに設定された「R8 V10 Plus」も出展しており、こちらも注目を集めている。2013年モデルにおいて最上級グレードに位置づけられるこの「R8 V10 Plus」は、最高出力550ps、最大トルク55.1kgmへとチューンされた、5.2リッターのV型10気筒エンジンを搭載している。当然、7段の「Sトロニック」が組みあわされ、0-100km加速は3.5秒、最高速度は317kmに達するという。足まわりは専用の強化サスペンションで締められ、バケットシートもおごられるなど、トップグレードらしい装備と性能をかねそなえている。