新型シボレー カマロが日本上陸|Chevrolet
CAR / NEWS
2016年12月5日

新型シボレー カマロが日本上陸|Chevrolet

Chevrolet Camaro|シボレー カマロ

Cadillac XT5|キャデラック XT5

Cadillac CT6|キャデラック CT6

GM全体の事業戦略も発表

ゼネラルモーターズ・ジャパン(以下GMジャパン)は2017年の2017年の事業戦略や計画を発表。同時に新型シボレーカマロがお披露目された。このカマロは2017年に導入予定だ。

Text & Photographs by UCHIDA Shunichi

来年50周年を迎えるカマロ

今回の記者発表はビジネス戦略に重きを置いたもので、車両の詳細は語られなかった。しかし、2016年8月に代表取締役社長に就任した若松格氏のプレゼンテーション上で、導入時期や目標価格が述べられたのでお伝えしよう。

2017年、新車導入の最大の目玉は今回公開された「カマロ」だ。会場にも展示された初代カマロは1967年にデビュー。来年で50周年を迎える。6世代目となる新型カマロの納車時期は来年後半。しかし、1月には特別な販売キャンペーンが発表され、同時に価格も公開予定だ。その価格は「500万円を切る価格で勝負したい」と若松氏はコメントする。

Chevrolet Camaro|シボレー カマロ

Chevrolet Camaro|シボレー カマロ

会場にはクーペモデルとコンバーチブルの2台が展示されたことから、両ボディタイプが導入予定だろう。また、関係者によると、6代目となる新型カマロは、全体の70パーセント近くの構造パーツをカマロのために専用開発。5代目より一回り小さくなったことも含め90kgほど軽量化に成功しているという。

若松社長は、「全く新しいプラットフォームで作られており、今までにない低い重心を実現しています。さらにヒップポイントを下げることによってプロポーションが美しくできました。これは現代のエンジニアリングとデザインの技術があったからこそ実現できたプロポーション。そしてとてもリーンで贅肉がなく、しかしグラマラスでアスレチックなクルマです」と述べた。

Chevrolet Camaro|シボレー カマロ

Cadillac XT5|キャデラック XT5

Cadillac CT6|キャデラック CT6

GM全体の事業戦略も発表 (2)

XT5も販売予定

もう1台、来年導入予定のクルマとしてあげられたのは、キャデラック「XT5」だ。先に投入されているフルサイズセダンの「CT6」とともに、新しいキャデラックのブランド変革の一端を担うクルマで、こちらも来年後半に導入予定である。なお、このクルマは「SRX」の後継モデルと位置付けられている。

キャデラックブランドとしては、今年4月に発表したCT6のデリバリーが10月から開始されており、「昔からキャデラックに乗っているユーザーからは、ようやくフルサイズのセダンが出た。あるいはこれまで乗っていなかったユーザーからは、今キャデラックはこうなのかと大変好評です」とした。このCT6導入により、キャデラックのセダンのラインナップは小型車からフルサイズまで完成されたことになる。

Cadillac XT5|キャデラック XT5

Cadillac XT5

Cadillac CT6|キャデラック CT6

Cadillac CT6

このほかキャデラックブランドとしては「CTS-V」「ATS-V」といったキャデラックレーシング直系のスポーツセダンや、大型SUVの「エスカレード」が現在導入されており、また、シボレーブランドは「コルベット」シリーズでグランスポーツやZ51、ZO6がラインナップしている。

GMジャパンでは「まず、新型2モデルに資源を集中投下し成長します」としたうえで、「今は唯一となってしまったかもしれない、キャデラックというアメリカンラグジュアリーブランド、そしてシボレーのアメリカンプレミアムスポーツカーブランドの認知を高めていきます」と2017年の展望を語った。

           
Photo Gallery