MONTBLANC|2011年S.I.H.H.速報! クロノグラフ誕生190周年記念の新型モデルを発表
MONTBLANC|モンブラン
クロノグラフ誕生190周年を記念する
スペシャルな新型モデルを発表!
2008年よりマニュファクチュールとして時計愛好家たちの注目を集めるモンブラン。クロノグラフが発明されてから190周年を迎える今年、「タイムウォーカー」コレクションから新型モデルが登場した。
文=渋谷康人
マニュファクチュールメゾン、モンブランの試み
2008年4月に「モンブラン ニコラ リューセック クロノグラフ」という完全自社開発の第1号モデルを発表して以降、自社内で機械式ムーブメントの開発・設計・製造・組立までを一貫しておこなう本格時計メゾン。いわゆる“マニュファクチュール”として認知され、時計愛好家にとって絶対に目の離せない存在となったブランドが、モンブランである。
筆記具を原点にしたこのラグジュアリー・ブランドがS.I.H.H.に初参加し、最初の時計コレクション「マイスターシュテュック」を発表したのは今から14年も前の1997年のこと。以来同社は着々と進化をつづけてきた。
創立100周年を迎えた2006年には複雑時計を発表。さらに翌2007年には、傘下に収めた機械式クロノグラフの伝説的なブランド「ミネルバ」との協力で、伝説的なクロノグラフムーブメントを使ったコレクター向けモデル「コレクション ヴィルレ1858」もリリース。現在ではル・ロックルとヴィルレ(旧ミネルバ)というふたつの時計ファクトリー体制のもとで、機械式腕時計としては手頃な価格の「タイムウォーカー」コレクションから、芸術的な超複雑時計まで多彩なモデルを展開している。
2011年はモンブランによればクロノグラフ、すなわち「時を書き起こす」装置の第1号がニコラ・リューセックによって発明されてから190周年。これを記念した新作クロノグラフが、「コレクション ヴィルレ1858」「ニコラ リューセック」「タイムウォーカー」からそれぞれ登場した。また40万円前半という予定価格の「スター」コレクションのワールドタイムモデル、「コレクション ヴィルレ1858」のトゥールビヨンモデルもぜひ注目したい新作だ。
モンブラン タイムウォーカー ツインフライ クロノグラフ ブラックチタニウム
クロノ秒針にくわえ同軸の分積算計もフライバックする新機構を搭載!
クロノグラフ誕生190周年を記念してモンブランが開発した、新型ムーブメント「MB LL100」を搭載した「タイムウォーカー」コレクションの新作クロノグラフ。
“ツインフライ”とはツイン・フライバック機構の略。フライバック機構とはクロノグラフ作動中でもリセットボタンを押すとクロノグラフ針と積算計の針がゼロリセット、即座に再計測ができる機能のことだが、このモデルでは分積算計を時針分針クロノ秒針と同軸に配置してあるため、通常の分を読み取る感覚で積算計が読め、その赤く短い針がクロノ秒針と同時にゼロ復帰する(クロノ秒針と分積算計がツイン=一緒にフライバックする)機能が実現されている。
なお12時位置にはセカンドタイムゾーンを24時間表示するインダイヤルも装備する。これだけの機能を備え、自社製新型クロノグラフムーブメントを搭載しながら、100万円台前半という価格はとてもお買い得だ。なおケースは、傷が付きにくいブラックDLCコーティングをほどこしたチタン製。文字盤からストラップまでオールブラックという精悍なデザインも大きな魅力。なおSSケースモデルも用意されており、こちらは70万3500円(予価)とさらに手頃な価格で購入できる。
自動巻き、直径43mmのブラックDLCコーティングをほどこしたチタンケース、アリゲーターストラップ、シースルーバック、115万5000円(予価)。9月発売予定。
モンブラン GBU ジャパン
Tel. 03-5214-4810