日産 エスフロー|NISSAN ESFLOW スポーツEVコンセプトをジュネーブショーに出展
CAR / NEWS
2015年3月17日

日産 エスフロー|NISSAN ESFLOW スポーツEVコンセプトをジュネーブショーに出展

NISSAN ESFLOW|日産 エスフロー

スポーツEVコンセプトをジュネーブショーに出展

日産自動車株式会社は、3月1日開幕のジュネーブモーターショーに先駆け、同ショーに出展するコンセプトカー、ESFLOW(エスフロー)の情報を公開した。

文=松尾 大

ミッドシップEV!

ESFLOWは、電気自動車によるスポーツカーをコンセプトとし、走る喜びと、ゼロ・エミッションモビリティの両立を表現したコンセプトカーである。

オーセンティックなスポーツカー像と共通する低く伸びやかなシルエット、重心付近に収まるコンパクトなキャビンなどをもちつつ、電気自動車としてゼロから企画、設計されたため、内燃機関を電気自動車ユニットに置き換えたものとはことなり、日産の先進技術が随所に活用されているとしている。

具体的には、リーフに採用されているリチウムイオン電池を、ボディ内に分割配置することで、最適な重量配分を実現。車両の回転中心がドライバーの腰付近にくることで、スポーツカーならではの安定した走りを実現しているという。また、おなじくリーフに搭載されているモーターを2基、ミッドシップに搭載し、左右後輪を独立駆動制御することにより、優れた旋回性能とエネルギー回生性能が得られ、EVならではの高トルクを生かして、0-100km/hは5秒以下というスポーツカーらしい性能を実現している。なお、一回の充電での航続可能距離は240km以上ということで、リーフに比べ約40km航続距離が延びていることになる。

NISSAN ESFLOW|日産 エスフロー|02

NISSAN ESFLOW|日産 エスフロー|03

また、ドライビングポジションを調整するさいは、座席ではなく、ハンドル、ペダル類を動かして変更させることで、シートフレームなどが不要になり、車体の軽量化に貢献。これはバイワイヤ技術の活用によって可能となったものであると日産は発表している。

次回の、ジュネーブモーターショーではこのESFLOWだけでなく、昨年のパリサロンで初披露されたコンセプトカー、TOWNPOD (タウンポッド)や、欧州カーオブザイヤーを受賞した、日産リーフなどのゼロエミッション車のほか、エンジン進化型エコカー、PURE DRIVEのマイクラ(日本名:マーチ)、キャシュカイ(日本名:デュアリス)など、幅広いラインアップを展示する予定だとしている。

           
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