SAAB|サーブ 9-4X キャデラックSRXをベースとする9-4X公開
CAR / NEWS
2015年3月30日

SAAB|サーブ 9-4X キャデラックSRXをベースとする9-4X公開

SAAB|サーブ 9-4X

キャデラックSRXベースの新型クロスオーバー

サーブがロサンゼルス オートショーでクロスオーバーモデル9-4Xを正式に発表した。

文=松尾 大

モダンな北欧デザインが落とし込まれた内外装

キャデラックSRXをベースに、9-5や以前発表されたコンセプトカー、9-4Xバイオパワーコンセプトを思い起こさせるシンプルなスカンジナビアンデザインにまとめられている。スタイリング上の注目点としては、ラップアラウンドウインドウシールド、“ホッケースティック”といわれる独特なウエストライン、バイキセノンヘッドライト、デュアルエグゾーストシステム、18インチアロイホイール(「エアロ」には20インチを採用)など。

インテリアは、革張りのキャビンに、8ウェイと多彩な展開が可能になっているパワーシートがそなえられ、ウッドトリム(「エアロ」はカーボンファイバー)、メッシュ状の通気孔、センターコンソールに配置されたプッシュ式のイグニッションボタンなど充実した装備。そのほかにも、ボーズのオーディオシステム、8インチのタッチスクリーンつきGPSナビゲーション、三方向の温度調整、リアエンターテイメントシステムが備われる。

SAAB|サーブ 9-4X Photo02

SAAB|サーブ 9-4X Photo03

エンジンは、ベーシックモデルには最高出力195kW(265ps)の3.0リッターV6で最高出力195kW(265ps)を搭載。0-100km/hを9.0秒で駆け抜ける。ハイパフォーマンスモデルである「エアロ」には最高出力221kW(300ps)、最大トルク400Nm(40.8kgm)を発生する2.8リッターV6ターボを搭載し、0-100km/h加速は8.3秒とアナウンスされている。

両エンジンともに、トランスミッションは6速オートマチックとなり、サーブXWD4輪駆動システムを介して4輪にトラクションがあたえられる。このサーブXWD4輪駆動システムは前後のトルク配分を可変させ、eLSDを経由し後輪へ最大50パーセントのトルクを伝達させる。

アメリカでは2011年5月に発売が開始される予定だが、価格は未定。ヨーロッパとそのほかのグローバル市場については8月以降にリリースされるという。

           
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