リンワン、アートビジネスの収益化を叶える新事業「Rand15」を開始。アート×カフェ×ギフトによるアーティストマーケティング支援を実施

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アパレル・飲食・イベントスペースなど、衣食住のエンタテイメントを融合し事業を展開する株式会社リンワン(本社:東京都港区、代表取締役:崔萌芽)が新事業「Rand15」を開始した。

「Rand15」は、アーティストの作品と、作品からインスピレーションを受けて開発されたカフェメニュー・ギフトを通じて、クリエイティブかつ癒しの空間を提供する不動産活用の新しいビジネスモデル。10月20日(金)にリンワンが手掛けるカフェの新店舗「NANATEA&Tsutsumi ルミネエスト新宿店」がオープンし、ショップインの形で「Rand15」を初展開する。

「Rand15」について

コンセプトは「15分でも小さなワクワクと心の余白を体感できる場所」

「Rand15」は、アート・カフェ・ギフト、それぞれの作り手同士がアイディアを交差させ、ここにしかない創造性に富んだ空間と商品をお届け。単なるカフェではなく、不定期で選定するアーティスト作品をインスピレーションの根源として、そこからスイーツやドリンクを手掛けるパティシエ、及びギフト商品のパッケージを手掛けるアートディレクターが、各自の解釈を加え、新たな商品を制作する。
また、「Rand15」はアーティストの作品発表の場として機能。多くのお客様との出会いを創出することで、若手アーティストを中心に支援を行う。

■「Rand15」誕生の背景
リンワンは、相次ぐ老舗ブランドの撤退や、空き店舗問題などの課題を抱える表参道エリアに、ブランドやクリエイターが自由に表現する場としてイベントスペース「Rand」を昨年10月にオープン。表現者のブランディングに寄与する空間作りに加え、集客を支えるカフェや越境ビジネスのサポートなどのソフト面も支援する新しいイベントスペースとして、多くのブランド・クリエイター様が利用した。「Rand」は、長期間の貸出だけではなく、多種多様なイベントを開催していることが特長であり、月間稼働率が90%を超える月も。「Rand」が10月20日に1周年を迎えるに際して、これまでの実績・ノウハウを活用しながら、今注目を集める“アート”を武器に不動産の新しいあり方を提案する、新事業「Rand15」を開始するに至ったという。

“アート”は昨今、投資やビジネスマンへのインスピレーションを与えるツールとして芸術の枠を超えた価値が評価され、生活者にとって身近な存在になりつつある。また、デベロッパーや商業施設などもアートの誘致を急速に進め、ビジネスとしての利用に注目が集まっている。一方で、アート後進国の日本において、アートビジネスにおける収益化は大きな課題になっている。
「Rand」は、プロトタイプ的なギャラリービジネスから脱却し、アーティストのマーケティング支援を武器に、不動産ビジネス・ブランクスペース活用において収益を生み出せるアート活用の新たな一手としてローンチ。

■「Rand15」が叶える、アートビジネスのエコシステム
◇商業施設や空きスペースにテナントとして入り、収益を生み出しながら企業のアート誘致を叶え、同時に地域活性化も目指す。

◇実績を積んできたカフェ・ギフトによる+αの価値提供による集客が見込める事業モデルのため、無名の若手アーティストの積極的な起用が可能。また、施設への人の呼び込みにも寄与。

◇作品展示だけではなく、アーティストにインスピレーションを受けて制作するメニューやギフトの販売により、作品を集客の武器としてアップデートしマーケティング支援に繋げる。

◇アートの市場規模が大きい中国に対して、在日トップライバー、リンピンザイリーベン氏を起用した越境マーケティングの支援も可能。

「Rand15」第1弾は、アーティスト本橋孝祐氏を起用し、新宿でオープン。
「NANATEA&Tsutsumi ルミネエスト新宿店」が10月20日(金)オープン。「Rand15」がショップイン。

【初回アーティスト】本橋 孝祐(もとはし こうすけ)氏
プロフィール
1989年兵庫県生まれ。立命館大学卒業。幼少期の阪神淡路大震災の経験から社会学・社会心理学を学び、3.11支援活動や国連インターンを経てアーティスト活動を開始。
現在東京を拠点に活動。主な展覧会に「Eternal Finite(MIAKI Gallery、東京)」、アートフェア「Art on Paper(NYC)」。受賞歴に「Contest in New York(Ashok Jain Gallery)」など。また関西国際空港でのアートディレクションなど、パブリックプロジェクトにも積極的に取り組んでいる。

本橋氏を起用した理由
商業施設・飲食店でのアート展示やコラボレーション活動に積極的に携わられており、「アートをもっと身近に楽しむ」というRand15のコンセプトと合致したことから、起用させていただきました。
本橋氏の作品の『MATRIX』シリーズ(年輪を使った作品)のスタイルが、「Rand15」の内装や、ビジュアルデザインとマッチすると考えました。また、金箔を使った作品が特に印象的で、作品が持つエネルギーやコンセプト、本橋氏のお人柄にアーティストとして大きな魅力を感じ、ぜひ初回の展示をお願いさせて頂きたいと思いました。

【一部展示作品】MATRIX - LIFE LINE(1×15,gold)
サイズ: H100×W900×D40mm.
表現方法・制作素材: 金箔、杉 / Gold leaf on Japanese cedar wood
制作年: 2023

時間は形を持たず、目には見えないものです。それゆえ、私は自分の生きてきた時間や記憶を幻想のように感じる瞬間があります。このような感覚から私は、命の時間が身体の中で一つに繋がっているようなイメージを、目に見える物体にしたいと思いました。その結果、一本の木の年輪を輪切りに並べた作品「MATRIX - LIFE LINE」が生まれました。本展示作品は「15分の心の余白」というRand15のコンセプトにちなんで、15個の年輪が使用されています。

【提供メニュー】
「ère couche(エルクーシュ)」
アート作品にインスパイアを受けて創作したアートケーキ。
本橋氏の「MATRIX」シリーズ作品からインスパイアを受け、異なる複数の時間軸が一つになったものである年輪を表現している。様々な素材を使用して、食べ進めていくごとに味のバランスが変化するガトー。
コーヒー、ヘーゼルナッツ、チョコレートが徐々に交わり、口の中で一つの時代が完成する。
名前のère coucheは、フランス語で時代・層を意味する。
※その他カフェメニューも提供。

【提供ギフト】
<ドリップバッグコーヒー4点セット>
コロンビアのコーヒー生豆輸出業者として、厳選した良質なコーヒー生豆をアジア全土へお届けする「lohas beans」のスペシャルティコーヒーをご自宅で楽しめるドリップバッグ4種類のセット。
オリジナルのスリーブケースに入れてお届けいたします。

作品名:「MATRIX - HANGA - 凸凹」
サイズ:H1070×W770×D15mm.
表現方法・制作素材:インク、越前和紙に木版 / Ink on Echizen Washi
制作年:2023

「MATRIX- HANGA - 凸凹」は、異なる形のものが共存し・調和する様子を、杉の年輪、白と黒、凸と凹の木版画で描いた作品。
年輪ごとの微細な形の異なりや、凹凸のマクロなレイヤーの異なりなど、異なる要素が調和する「Harmony of differences」をテーマとして制作。"凹"は子宮や地面を暗示し、「母」や「大地」といった語源をもつ"MATRIX"(マトリックス)というシリーズ名との二重の意味合いを持っている。

<日本酒3本セット>
元禄15年(1702年)創業の老舗酒造メーカー「中島醸造株式会社」の日本酒3本セット。「Rand15」が自信をもってセレクトした3種類の日本酒を愉しめる。
ボトルのラベルには期間ごとに異なるアーティストの作品をデザイン。「3本合わせてひとつの作品として完成するデザイン」をコンセプトに制作しており、美味しいお酒とアートに出会える、特別なセット。

作品名:「MATRIX - HANGA - LIFE LINE」
サイズ: H1070×W770×D15mm.
表現方法・制作素材:インク、越前和紙に木版 / Ink on Echizen Washi
制作年: 2023

時間は形を持たず、目には見えないものです。それゆえ、私は自分の生きてきた時間や記憶を幻想のように感じる瞬間があります。このような感覚から私は、命の時間が身体の中で一つに繋がっているようなイメージを、目に見える物体にしたいと思いました。その結果、一本の木の年輪を輪切りに並べた作品「MATRIX - LIFE LINE」が生まれました。そしてこの作品「MATRIX - HANGA - LIFE LINE」は、それらの年輪を版木として用いた木版画です。

問い合わせ先

https://www.instagram.com/rand15_shinjuku/?hl=ja

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