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2022年2月5日
ゼニスのもうひとつの原点へ。1969年の最初期モデルを復刻!|ZENITH
ZENITH|ゼニス
数量限定250本のみという激レア復刻。ゼニス2022年新作「デファイ リバイバル A3642」
1969年の最初期のデファイを忠実に再現した、復刻モデル「デファイ リバイバル A3642」が発売される。14面のベゼルを備えた大胆な八角形のステンレススティール製ケースにグラデーション文字盤、スチール製ラダーブレスレットを組み合わせ、数量限定250本で取り扱われる。
Text by OZAKI Sayaka
1969年のオリジナルの設計図をもとに、驚くほど正確なディテールで再現
ゼニス マニュファクチュールは、高い評価を得た1960年代および1970年代の歴史的なエル・プリメロの復刻モデルに続いて、1969年に誕生した記念碑的なデファイモデルを現代に復刻した「デファイ リバイバル A3642」を発表した。
1969年は、エル・プリメロ キャリバーの発売によってゼニスおよび時計製造業界全体にとって画期的な年となったが、ゼニスにとってもうひとつの驚異的な作品「デファイ」コレクションが発表された年でもある。当時、スイスの伝統的な時計製造業にとって脅威であったクオーツ時計の急増に果敢に立ち向かったゼニスは、大量生産された電子時計にはない、非常にエッジの効いたデザインと堅牢性を備えたタイムピースを製作し、機械式ムーブメントの存在感を証明した。
この大胆な発想を実現したのが「デファイ A3642」だ。マニュファクチュールが探求するデザインと性能の新たな道を切り拓いたこのモデルは、フランス語で「銀行の金庫」または「貸金庫」を意味する”コフルフォール(coffre-fort)”の愛称で呼ばれ、14面のベゼルを備えた八角形のケース、そして様々な仕上げによって強調されたラインとファセット加工を通じて、大胆さや頑丈さを見事に表現した。その外観は、現代のゼニス「デファイ」コレクションにも継承されている。
オリジナルの「デファイ」は、有名なゲイフレアー社によってデザインおよび製作されたスチール製「ラダー」ブレスレットを備え、極めて幾何学的な美観を備えたスポーティなステンレススティール製ブレスレットウオッチとして、確実に時代を先取りした一本だった。ねじ込み式リュウズによって実現された30気圧防水を備えた「デファイ A3642」およびその現代的な復刻版は、間違いなくあらゆる地形および状況に対応した時計なのだ。
1969年のオリジナルの設計図をもとに、驚くほど正確に再現された「デファイ リバイバル A3642」は、当時のオリジナルを非常に際立たせていたあらゆるディテールと特異なデザイン要素、そして現代の「デファイ」モデルにインスピレーションを与え続ける基準を確立した方法を復活させている。端に向かって濃くなる印象的なグラデーション効果を備えた温かみのある文字盤は、1969年の発売当時はまったく新しいものであった。通常とは異なるスクエア型のアプライドアワーマーカーは、永遠に動き続ける感覚を伝える水平方向の溝を備えている。幅広の剣型の針は、オリジナルに見られるトリチウムに似た色調のスーパールミノヴァ®がたっぷりと塗布され、同時代の多くのゼニスの時計の目立った特徴であるパドル型の秒針とペアになっている。復刻版とオリジナルの外観上の違いは、サファイアクリスタル、内部を眺めることができるケースバック、夜光塗料の種類だ。
もうひとつの重要な違いは、内部での時の刻み方だ。ブランドのロゴのひとつとなり、その後何年にも渡って繰り返し使用されるデザイン要素となった4つの点を結んだ星で装飾されたオリジナルのソリッドケースバックの代わりに、本作は自社製自動巻きエリート670ムーブメントを眺めることができるサファイアクリスタル製ケースバックを備えている。このムーブメントは、4Hz(毎時2万8800振動)で鼓動し、完全に巻き上げられた場合は50時間のパワーリザーブを確保可能だ。
「デファイ リバイバル A3642」は、1960年代以降で最も大胆で傑出したモデルのひとつである。このモデルを復活させることで、ブランドはその原点に立ち戻ったと言えよう。
デファイ リバイバル A3642
- Ref.|03.A3642.670/75.M3642
- ムーブメント|自動巻き(エリート 670)
- パワーリザーブ|50時間以上
- ケース素材|SS
- ケース径|36mm
- ブレスレット素材|SS
- 防水|30気圧
- 価格|80万3000円(税込)
- 数量|数量限定250本
問い合わせ先
LVMH ウォッチ・ジュエリージャパン ゼニス
Tel.03-3575-5861
https://www.zenith-watches.com/ja_jp