数量限定200本「ビッグ・バンカモヨウジヤマモト」｜HUBLOT

HUBLOT｜ウブロ

オリジナルのカモフラージュモチーフを纏ったコラボレーションモデル

EDITOR’S EYE
・本来、腕時計とファションは同じ気持ちで選ばれていいものだと思います
・ところが、両者は分断されて捉えられてきたように思うのです
・タイムレススタイルであり、挑戦的でもあるヨウジヤマモトとウブロの親和性は特に高いものだと思います

ウブロと山本耀司氏のコラボレーション第2弾「ビッグ・バンカモヨウジヤマモト」が、世界限定200本でリリースされた。ヨウジヤマモトの象徴であるテキスタイルと、オリジナルのカモフラージュのモチーフで、気骨ある雰囲気を纏ったモデルだ。

Text by OZAKI Sayaka｜Edit by TSUCHIDA Takashi

ウブロとヨウジヤマモトに共通する先進性を表現したカモ柄ウオッチ

ウブロとヨウジヤマモトのコラボレーションウオッチ「ビッグ・バンカモヨウジヤマモト」が世界限定200本でリリースされた。約72 時間のパワーリザーブを備えたウブロ自社開発・製造の“ウニコ”ムーブメントを搭載したこのウオッチは、ヨウジヤマモトの象徴であるテキスタイルと、カモフラージュのモチーフによって、両者に共通するモットーを映し出すとともに、力強い個性を演出している。

45ミリのマットなブラックセラミック製ケースは、ポリッシュ仕上げとマイクロブラスト仕上げが施されている。サファイアダイアルは、モチーフを重ねて立体的なカモフラージュ柄を作り出し、6時位置にはヨウジヤマモトのサインがあしらわれている。

ラバー製ストラップにも、オリジナルのカモフラージュモチーフが施されているが、これは一つひとつの柄を個別にカットし組み合わせて、加硫処理によって描き出した独自の技法によるもの。この技術はウブロが2019 年に初めて時計業界に導入し、ウブロの革新性を表現している。また、付け替え用としてブラックのファブリック製ストラップも付属する。

アンチファッションと呼ばれるヨウジヤマモトのクリエーションは、疑問を投げかけるようにデザインされており、すべてのコレクションにこのメッセージが込められている。矛盾や活発な対立を表現する名手である山本耀司氏は、現在と未来が強く衝突するケースも、シームレスに溶け合うケースでも、カモフラージュというモチーフをパラドックスの縮図として捉えている。カモフラージュに込められたメッセージ性、そして服に秘められた価値、すなわち反逆的なスピリット、強い意志、そして先駆的な個性を山本氏は甦らせているのだ。

また、このカモフラージュの柄は、氏が過去に発表したワークウエアのコレクションを思い出させる。人々が服を選択する行為は、社会における役割や認知を示すことであると強く伝えているのだ。このテキスタイルの使用は、職人への敬意の表明と、身体と手先から生み出される美しい営みの価値と保存についてのメッセージも込められている。

山本耀司氏は、このウオッチについて「私は、従来的価値からほんの少し外れた視点から表現をするという意味で、先駆的なアプローチに強い魅力を感じます。コレクションのひとつひとつに、いま私が感じているメッセージを織り込んでいます。それは人々にすでに在るものに疑いをもってもらう方法であり、私にとってとても大切なことです」とメッセージを寄せている。

この「ビッグ・バンカモヨウジヤマモト」は、2020年9月30日（水）から、世界に先駆けて国内の直営ウブロブティック（銀座、伊勢丹新宿店、大阪、京都）、公式オンラインブティック、および伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにて先行取り扱いが開始されている。