WATCH & JEWELRY /
WATCH NEWS
2021年7月14日
待望のA386後継モデルがついに登場! 「クロノマスター オリジナル」5モデルを展開|ZENITH
ZENITH|ゼニス
最もアイコニックなエル・プリメロキャリバーを21世紀に蘇らせた新作
ゼニスは、最もアイコニックなエル・プリメロを21世紀に蘇らせた新作モデル「クロノマスター オリジナル」全5機種を発表した。
Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi
1/10秒計時を誇る、21世紀バージョンのエル・プリメロのパフォーマンスを実現
世界初となる高振動の一体型自動巻きクロノグラフムーブメントである革命的なエル・プリメロキャリバーを搭載した最初のスチール製ウオッチのひとつとして、1969年に登場したゼニスの「A386」。その誕生から50年以上経った現在でも、エル・プリメロは自動巻きクロノグラフムーブメントの精度の基準とされ、技術と性能の絶え間ない進化のなかで、さらに新しいバージョンや復刻版が生み出されている。
そして、この最もアイコニックなエル・プリメロを21世紀に蘇らせたA386の後継モデル「クロノマスター オリジナル」が発表された。
本作は、38ミリ径のラウンド型ベゼルレススチール製ケース、盛り上がったドーム型のクリスタル、ポンプ型のクロノグラフプッシャー、ファセット加工されたラグ、放射状に広がるブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げが混在した表面など、一見しただけでは見分けがつかないほど、オリジナルの特徴が見事に再現されている。その一方で、スチール製ブレスレットは、1960年代のオープンタイプの“ラダー”デザインから、ケースと同じように豪華な面取りと装飾が施されたソリッドリンクに改良されている。
A386のデザインで、最も特徴的なのは文字盤である。グレーとブルーを基調としたトリコロールのクロノグラフレジスター、4時半位置の台形の日付窓、赤いクロノグラフ秒針など、独特で美しい表現が際立つ。これらの特徴的なパーツは、すべて「クロノマスター オリジナル」に引き継がれ、性能の向上に合わせて微妙なアップデートが施されている。
A386の文字盤を囲むブラックインナースケールは、1/100の時間分割システムで作業時間を計算するために使われていたが、「クロノマスター オリジナル」では、1/10秒のクロノグラフ針が10秒で文字盤を一周し、合計100の計測可能な時間単位になる新たな用途を生み出している。文字盤の外周にあるタキメータースケールの代わりに、1/10秒計測のクロノグラフスケールを採用し、1秒単位の正確な経過時間の計測と読み取りが可能だ。
また、瞬時に1/10秒を精確に読み取るため、オリジナルのA386で使用されていたパドル型秒針は、レッドラッカー仕上げの直線的な針に変更され、また、ロゴも現在のゼニスが使用している現代的な字体にアップデートされている。
ムーブメントには、50年にわたる段階的な改良の結果、高振動の自動巻きクロノグラフムーブメントとして真の実力を備えたエル・プリメロの最新版「エル・プリメロ3600」キャリバーを搭載。5Hz(36,000VpH)の高振動により、1/10秒を極めて精確に計測可能だ。持続時間にも改良が施され、60時間のパワーリザーブを実現している。サファイアガラスのシースルー仕様の裏蓋からは、ブルーのコラムホイールや、ゼニススターがあしらわれたオープンローターなど、より滑らかで、よりオープンなデザインの新しい構造をはっきりと見て取ることができる。
「クロノマスター オリジナル」には、シグネチャーであるスチールとトリコロール文字盤の他に、スチール製ケースにシルバーのクロノグラフレジスターを配した「逆パンダ」ブラックの文字盤のバージョン、トリコロールの文字盤を配した18Kローズゴールド製ケースのバージョンに、SS製ブレスレットまたはレザー製ストラップを組み合わせた5機種が展開される。本コレクションは、世界中のゼニス ブティック、Eコマースおよび正規店で取り扱われる。
クロノマスター オリジナル
- ムーブメント|自動巻き(エル・プリメロ3600)
- パワーリザーブ|約60時間
- 機能|時・分針、スモールセコンド。 1/10秒クロノグラフ:10秒で1回転するクロノグラフ針、60秒カウンター、60分カウンター
- ケース素材|SSまたは18KRG
- ケース径|38mm
- ブレスレット/ストラップ素材|SSまたはレザー
- 防水|5気圧
- 価格|96万8000円~220万円 ※税込
問い合わせ先
LVMH ウォッチ・ジュエリージャパン ゼニス
Tel.03-3575-5861
https://www.zenith-watches.com/ja_jp