ブライトリングがロサンゼルスにて、「新生アベンジャー」ほか新作モデルを披露|BREITLING
WATCH & JEWELRY / WATCH NEWS
2019年11月21日

ブライトリングがロサンゼルスにて、「新生アベンジャー」ほか新作モデルを披露|BREITLING

BREITLING|ブライトリング

主要コレクションである「アベンジャー」が6モデル14リファレンスに集約。そしてNATOストラップにも注目

2019年9月24、25日、ロサンゼルスにおいて、ブライトリング主催による「Los Angeles Summit」が開催された。ここで発表された新作のなかで最も注目すべきが新たにアップデイトされた「アベンジャー」、そして再生ナイロンをストラップに採用した「スーパーオーシャン」だった。

Text by KOIZUMI Yoko|Photo by MIURA Yasuma

新たにケース形状から設計し直した意欲作

2017年7月、CEOにジョージ・カーン氏が就任して以降、ヘリテージアイテムの再評価とともに、現行モデルの再構築、そして新モデルの開発が進むブライトリング。誕生した新たなモデルは「SUMMIT」と称される場で、世界のディストリビューターやプレスに発表されてきた。そして今回、ロサンゼルスで開催された「SUMMIT」で発表されたモデルで、出席者の注目を集めたのが「新生アベンジャー」だった。
ブライトリングのモデルは現在、空、海、陸、プロフェッショナルの4つのカテゴリーに分類され、「アベンジャー」は「アビエーター8」「ナビタイマー」とともに空カテゴリーに属している。 “パイロットウオッチ”と称され、ブライトリングのDNAを色濃く残すコレクションだ。
カーン氏によれば、就任当初から「アベンジャー」のアップデイトを考えていたと話す。その理由がリファレンスの多さだ。
ブライトリング最高経営責任者(CEO)のジョージ・カーン氏。IWCのCEOなどを経て、2017年7月から現職。「ブライトリングはこれからも変化し続ける。新しいブライトリングは始まったばかり」と話す。
「『アベンジャー』はブライトリングのなかでも成功しているコレクションのひとつです。ただ41リファレンスもあったことで『アベンジャー』のコンセプトが伝わりづらくなっていると感じていました。そこでメッセージがクリアになるよう、6モデル14リファレンスに集約しました」
一見して分かるのは、ベゼルの秒数表記がなくなり、数字付きライダータブがバーインデックスに統一されたこと。すっきりとした雰囲気になったが、プレゼン中、大画面に写されるモデル写真では、従来のアベンジャーとの差異は分かりづらかった。
しかし装着するとその差は歴然。フィット感が格段に向上しているのである。
「人間工学に基づき、手首にフィットするようにケースやラグの形状を設計し直しました。アベンジャーのDNAを踏襲しながら、新しいケースに生まれ変わっています」
なるほど、アベンジャーを紹介する際に冒頭で「何も変わっていないが、すべて変わっている」と言ったのはこのことだったのかと大いに納得した。
Ref.|A343B-1PSS
ムーブメント|自動巻き(ブライトリング13)
パワーリザーブ|約48時間
ケース素材|ステンレススチール
ケースサイズ|43mm径
ストラップ素材|ステンレススチール
防水|300m

海洋保全への取り組みを改めて明確に

そしてもうひとつ、興味深いモデルが発表された。それが「スーパーオーシャン オートマチック 44 アウターノウン」と「アウターノウン エコニル®ヤーンNATOストラップコレクション」である。
「スーパーオーシャン」は、名前の通り海にカテゴライズされるコレクションだが、気になるのが共に名前がある「アウターノウン」ではないだろうか。これはサスティナブルなウエアを展開するファッションブランドのことで、サーフィン界のレジェンドであり、ブライトリングが組織する「サーファーズ・スクワッド」のひとりでもあるケリー・スレーターが共同出資者に名を連ねている。
ブライトリングは2018年、世界で海洋環境保護活動を行なうNGO団体「オーシャン・コンサーバンシー」とパートナーシップを締結。これをきっかけに海洋保全活動に力を入れており、ケリーも「サーファーにとって、海は職場であり、家」と保全活動への参加やアピールにも積極的だ。
このアウターノウンが選んだ再生ナイロン製造会社がアクアフィル社であり、同社が開発したのが「エコニル®ヤーン」なのだ。一般的な再生ナイロンは、廃棄ナイロンを粉砕・溶解させることで作られる。そのため発色や強度が“新品”よりも落ちる傾向にある。しかし「エコニル®ヤーン」は廃棄ナイロンをオイル状に戻し、再びナイロン繊維を製造するため、再生品ながら“新品”のクオリティを持つ。発色の豊かさ、堅牢さはもちろん、触り心地もなめらかで、“再生”という文字が似合わないレベルなのだ。
また「エコニル®ヤーン」では廃棄ナイロンのなかでもとくに漁網を選んでいる点が特徴で、その理由は漁網が海洋ゴミの1割を占めるからという。海に棲む生物のみならず、海を生業の場とする人々のためにも、不法投棄された漁網を積極的に集めて、再生しているのである。ちなみに日本の海からも廃棄漁網が送られているそうだ。
これまで愛好家からナイロンストラップをつくってほしいとの要望は多かったそうだが、“ブライトリングが作るに見合う素材”を探していたのだという。今回「アウターノウン」との縁から「エコニル®ヤーン」という最上の素材を得て「アウターノウン エコニル®ヤーンNATOストラップコレクション」に結実した。一部カラーは日本未発売。
Ref.|A292L-1CBA
ムーブメント|自動巻き(ブライトリング17)
パワーリザーブ|約38時間
ケース素材|ステンレススチール
ケースサイズ|44mm径
ストラップ素材|アウターノウン エコニル®ヤーン
防水|1000m
価格|45万円(税別)
問い合わせ先

ブライトリング・ジャパン
Tel. 03-3436-0011
http://www.breitling.co.jp/

                                  
Photo Gallery