ノモスの人気「メトロ」シリーズが、よりシンプルになって登場｜NOMOS

NOMOS｜ノモス

「メトロ」から日付とパワーリザーブ表示を除き
さらなる洗練を加えたスタイリッシュモデル

ドイツ・グラスヒュッテを代表する時計ブランドNOMOSの数あるシリーズの中で、最も若々しくモダンなシリーズ「メトロ」から、よりシンプルになったNEWモデル「メトロ38」と「メトロ38 アーバングレー」がリリースされた。

Text by YOSHIDA Miho

削ぎ落とすことで生まれた、腕時計の目的そのものを追求するデザイン

「メトロ」は、ベルリンを拠点に活躍するデザイナー、マーク・ブラウンによって2014年に生み出されたシリーズ。高い時計製造技術と、洗練されたデザインを融合させて誕生し、世界中のファンに愛されてきた。

また発表以来、German Design Award、Good Design Award、iF Design Awardなど、世界的にも権威ある賞を総ナメにしてきたシリーズでもある。その「メトロ」シリーズに新たに加わったのが「メトロ38」と「メトロ38アーバングレー」だ。

「メトロ38」および「メトロ38アーバングレー」は、日付とパワーリザーブ表示を取り除くことで、“時を告げる”という腕時計の目的そのものを追求した「メトロ」のデザインを、より際立たせている。それはセコンドドットに届く分針の長さにもこだわった、エンパイアステートビルを思わせる形状や、シンプルながらもポップなドットインデックス、そして鮮やかなレッドのスモールセコンドなどが物語る。また本モデルは、NOMOSの中で最も多く使用されている手巻きムーブメント、α（アルファ）を搭載している。

NOMOSは、1990年、ドイツ時計産業の中心地グラスヒュッテにて創業。創業以来、一貫してその研究開発およびムーブメントの製造・組立をグラスヒュッテで行なう一方、デザインに関してはすべてをベルリンで生み出している。ドイツ工作連盟やバウハウスの理念を色濃く反映したデザインは、今日では世界的にも認められ、これまで130以上の賞を受賞している。

NOMOSは“バウハウスウォッチ”と呼ばれることも多いが、その原点にはドイツ工作連盟と、その理念を継承して設立された造形学校「バウハウス」の精神がある。