特集|総括バーゼルワールド スマートウォッチのトレンドを検証|GUESS WATCHES
GUESS WATCHES|ゲス ウォッチ
バーゼルワールド2015にみるスマートウォッチのトレンドを検証
GUESSウォッチがスマートウォッチで開拓するあらたな市場
3月に開催された世界最大の高級時計展示会「バーゼルワールド2015」で、次世代の腕時計として話題を集めたスマートウォッチ。その中身を検証する特集記事の第5弾。最終回は、ファッションブランドウォッチ「GUESSウォッチ」にフォーカスします。
Photographs & Text by SHIBUYA Yasuhito
若い世代が求める本当に欲しい腕時計の条件とは
高級時計や人気のカジュアルウォッチにあって、現行のスマートウォッチに欠けているもの。それは消費者に「あの時計をぜひ着けたい」とおもわせるステータス性とファション性だ。
セクシー、ヤング、アドヴェンチャラス(冒険的、大胆不敵)をコンセプトに世界90カ国で約1700店ものブティックを展開するカリスマファッションブランド「GUESS(ゲス)」がプロデュースする「GUESSウォッチ」は、ステータス性とファション性を巧みに融合させ、アフォーダブル・ラグジュアリー、つまりラグジュアリーだが手が届く絶妙な価格のウォッチで年間500万本以上を売り上げる注目ブランドだ。
この「GUESSウォッチ」がバーゼルワールドで公開し、2015年中の発売を予定している新作「GUESS CONNECT(ゲス コネクト)」は、全世界で若い世代を中心に人気のモデルのステータス性とファッション性はそのままに、最新機能を搭載した注目のスマートウォッチだ。
この開発と製造は「GUESSウォッチ」の製造元であるシークエル社と、ウェアラブルデバイスの技術開発をリードするITベンチャーのマーシャン社との合弁会社が担当する。新作「GUESS CONNECT」のベースモデルとなったのはメンズの「リガー」とレディースの「ジェット・セッター」。どちらもスポーティでラグジュアリーなベストセラーウォッチだ。
基本デザインはそのままに、マーシャン社が開発したスマートウォッチ用のモジュールが搭載されている。腕時計を稼働させるためのボタン電池とは別に、スマートウォッチモジュールを駆動させるための充電池も搭載する。機能的にも、風防のタッチ操作によるメールやメッセージの閲覧、通話はもちろん、音声認識によるテキストメッセージの作成や音声によるネット検索、カメラのコントロールなど最先端のスマートウォッチに求められる機能はほとんど網羅されている。
多機能を実現する、絶妙なハイブリッド・スタイル
そして最大の魅力であり特徴が、アナログウォッチの「腕時計らしさ」とデジタルウォッチの利便性を両立させたハイブリッド・スタイル。文字盤の6時位置に機能やテキストを表示できる1行タイプの液晶ディスプレイを装備。腕時計らしいベースモデルの雰囲気はそのままに、最新のスマートウォッチとしての利便性もしっかりと実現している。
機能性、つまり視認性や操作性を優先すると、スマートフォンではもはや全面液晶ディスプレイ以外の文字盤はかんがえられない。だがスマートウォッチでは、腕時計らしさも大切な要素。一見すると何気ない、素朴な折衷案にもおもえる「GUESS CONNECT」のハイブリッド・スタイルは、この「腕時計らしさ」と多機能を快適に使いこなす「操作性」を両立する、最高の回答かもしれない。
何はともあれ、年内の発売が待ち遠しい限りだ。
ブルーベル・ジャパン アクセサリー事業部
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