Breguet|ブレゲ|伝説のクロノグラフ
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2015年3月30日

Breguet|ブレゲ|伝説のクロノグラフ

Breguet|ブレゲ

伝説のクロノグラフ

ブレゲはフランス海軍航空部隊の100周年と、同部隊にタイプXX(トゥエンティ)が初納品されて50周年を記念し、タイプXXII(トゥエンティトゥ)を発売すると発表した。

文=松尾 大

振動数10Hzの世界初の機械式クロノグラフ

1940年代には航空クロノグラフを世に送り出し、その完成度の高さからフランス海軍航空部隊の要請を受け、1960年に同部隊に納品された傑作がブレゲ タイプXXだ。このタイプXXは、いち早くフライバック機能を搭載。動作中にリセットボタンを押せば、ただちに針が0位置にもどって計測を再開するというもので、飛行中の連続した時間計測に非常に便利だったといわれる。

そして1990年代になって、タイプXX アエロナバル、タイプXX トランスアトランティックをリリース。2004年には一部、インダイヤルの機能を変更したタイプXXI(トゥエンティワン)を発表している。

Breguet|ブレゲ2

そんな、ブレゲにとって特別な響きをもつクロノグラフを、より現代的なデザインと最新技術でリニューアルした、タイプXXIIが発売されることになった。

直径44mmのステンレススティール製ケースに収められるのは、クロノグラフムーブメントをはじめ、シリコン製脱進機と、優れた調整能力をムーブメントに与える10Hz(毎時72,000振動)にまで高められたシリコン製のひらひげゼンマイ。クロノ秒針は30秒で1回転する。この新技術によって、測定開始機能と計測値は2倍も正確に。シリコン素材の採用が大きく寄与しており、可動部品の軽量化実現と同時に、高振動によって生じる潤滑問題も解消された。

中央にあるクロノ積算針は、30秒単位で加算され、分を計測。また、フランジ部分にある破線のミニッツリング(赤と白)と、おなじカラーコンビネーションの数字のセカンドリングで、クロノグラフの秒針が30秒の1周目(赤のセクション)、2周目(白のセクション)がわかるようになっている。

もちろん、このタイプXXIIにも伝統のフライバック機能が搭載され、ひとつの動作で合計表示をもとにもどすと同時に、あらたな計測が開始可能となる。また、文字盤には第2時間帯表示と、日付表示窓も付いており、2段階に固定できるリューズを使って分針を動かさずに時針を回し、第2時間帯表示のリセットが可能となっている。リューズをその位置にしておくと、日付窓は、中央に表示されたタイムゾーンに従って表示されるようになっている。

また、3時位置にある24時間昼夜インジケーターを見ると、第2時間帯の地域が昼の場合は上部を、夜の場合は下部を針が示すようになっている。9時位置には、30秒で1周するサブダイヤルが配置されている。

Breguet Type XXII 3880 ST|ブレゲ タイプ XXII 3880 ST

ムーブメント:自動巻、フライバック機能とセカンドタイムゾーン付きのクロノグラフ、シリアルナンバーとブレゲシークレットサインの刻印、キャリバー589F、ムーブ径13¼リーニュ(29.89mm)、28 石、約 45 時間パワーリザーブ、高振動シリコン脱進機、緩急調整ねじのテンプ、シリコン製ひげぜんまい、10Hz(72,000 振動)、5 姿勢調整済み

ケース:ケース径 44mm、コインエッジ装飾がほどこされたステンレススティールのラウンドケース、丸みを帯びたラグ、60分計付き両方向回転ベゼル、ねじ込みリュウズ、一部サファイア・ケースバック、10気圧(100m)防水

ダイヤル: 酸化ブラック仕上げ、ブレゲシークレットサインの刻印、蓄光針とアワーマー
カー、アラビア数字のインデックス、中心に30秒で1周する赤いクロノグラフ秒針および、30秒積算計、24時間表示(3時位置)、蓄光アラビア数字のセカンドタイムインジケーター(6時位置)、30秒で1周するスモールセコンド(9 時位置)、日付表示(6 時位置)

価格|199万5,000円
*ブレスレットもあり(Ref.3880ST/H2/SX0)
*2011年春末 入荷予定

ブレゲ ブティック銀座
Tel.03-6254-7211

           
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