IWC|ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2015年5月1日

IWC|ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ

IWC|アイ・ダブリュー・シー

ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ

文=渋谷康人

ポルトギーゼ・コレクション初の、ヨットマンのためのスポーツモデル

海の男たちのために開発された大型で視認性に優れた腕時計というオリジナルの持ち味を、現代のムーブメントと素材を使い、さらに進化させたIWCならではのクロノグラフ。自動巻きムーブメントは、2007年デビューのダ・ヴィンチ・クロノグラフにはじめて搭載されたCal.(キャリバー)89360。これは通常の時計ダイヤルのようにクロノグラフの経過時間が読める文字盤12時位置のクロノグラフカウンター、耐ショック機能を盛り込んだ特許のペラトン式自動巻き機構、そして計測途中でもそのままリセットボタンを押して再計測が可能なフライバック機能を備えた、時計愛好家垂涎のムーブメントだ。ダイバーズの「アクアタイマー」のようにバリバリのハイスペックではなく、甲板の上でも安心して使える。またスーツやフォーマルなスタイルにもピッタリの上品なモデルへと仕上がっている。

自動巻き、ステンレススティールケース、ラバーストラップ、シースルーバック、ケース径45.4mm、6気圧防水、129万6750円、2010年夏発売予定。

BRAND HISTORY

IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)は、1868年にアメリカ人時計師のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが、ドイツとの国境沿いに位置するスイス・シャフハウゼンに創設したブランド。アメリカですでに実用化されていたオートメーション化をスイスの時計界にも導入し、より効率的で完成度の高い時計作りを目指していた。

この当時、既にシャフハウゼンにはヨハン・ハインリッヒ・モーザーによって大規模な発電施設があったことから、ジョーンズはシャフハウゼンを創業地として選んだといわれているが、ドイツ国境沿いに位置する地の利のため、同ブランドは質実剛健で高品位な時計製造を特徴とするようになる。

IWCが最も急速な成長を遂げたのは航空産業の発達が関係している。なかでも1930年代に開発した「パイロットウォッチ」は、第2次世界大戦中にイギリス空軍を始め、ドイツ、オーストリアの軍にも正式採用され、世界中のパイロットの憧れとなった。

その後もペラトン自動巻き機構や、2499年まで表示可能な永久カレンダー機構などの独自機構を次々と開発。また耐磁時計「インヂュニア」や、自社製ポケットウオッチにインスパイアされた「ポルトギーゼ」、高深度ダイバーズウォッチ「アクアタイマー」などの人気シリーズを次々と発表して、世界中の時計愛好家たちから高い支持を獲得している。

【創業年】1868年
【創業地】スイス、シャフハウゼン
【主なシリーズ名】インヂュニア、アクアタイマー、ポルトギーゼ、ダ・ヴィンチ
【問い合わせ先】IWC 03-3288-6359

公式サイト:https://www.iwc.com/

           
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