複雑機構の最高峰を搭載したユニークピース|VACHERON CONSTANTIN
VACHERON CONSTANTIN|ヴァシュロン・コンスタンタン
ふたつの複雑機構を融合。「レ・キャビノティエ・
ミニットリピーター・パーペチュアルカレンダー」
最高峰の時計技術と美的デザイン、芸術的な職人工芸が見事に結び付いた、誉れ高い歴史を継承するヴァシュロン・コンスタンタンのレ・キャビノティエ部門によるユニークピース。そのハイエンドなラインナップに、ミニット・リピーターとパーペチュアルカレンダーというふたつの複雑機構を同時搭載した「レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・パーペチュアルカレンダー」が誕生した。
Text by OZAKI Sayaka
ヴァシュロン・コンスタンタンが誇る
レ・キャノビティエ部門によるユニークピース
ヴァシュロン・コンスタンタンの誉れ高い歴史を継承するレ・キャビノティエ部門で創作され、オートオルロジュリー(高級時計製造)において最も要求の厳しい“時計通”を喜ばせる1点製作モデルとして「レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・パーペチュアルカレンダー」が誕生した。本作はメゾンの歴史的ムーブメントから着想を得た、今までにない超薄型の手巻きミニット・リピーター・ムーブメントを搭載し、特別なアプローチをまた一歩進めたモデルだ。
このモデルに搭載されているのは、キャリバー1731がベースの1731QP。直径42ミリのスリムな18KGケースに収められたこのムーブメントには、ミニット・リピーターとパーペチュアルカレンダーが搭載されている。複雑機構の最高峰に位置づけられるこのふたつの機構を組み合わせたうえで、厚さわずか5.7ミリの超薄型ムーブメントに収め、正確な作動や信頼性、使いやすさなどを実現するのは、ヴァシュロン・コンスタンタンにとっても大きな挑戦だった。なかでもとりわけ重要なのは、レ・キャビノティエ部門が開発したミニット・リピーターの装置において、ゴングを叩くハンマーを調速するガバナーの動作音を静めるのに役立つ“サイレント・ストライク・ガバナー”だ。
手巻きムーブメントは438個の部品から成り立ち、なかには毛髪ほどの幅しかないものさえ含まれる。振動数は3Hz(毎時2万1600回)で、約65時間のパワーリザーブが備わり、時、分、パーペチュアルカレンダー(曜日、日付、月、閏年)、ムーンフェイズの各表示と、ミニット・リピーター機能を備えている。
レ・キャビノティエ・ミニットリピーター・パーペチュアルカレンダー