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2018年7月19日
歴史的パイロットウオッチをベースに、最旬レトロスタイルを魅力的にアピール|ZENITH
ZENITH|ゼニス
最旬レトロスタイルを存分に表現した
「パイロット クロノメトロ TIPO CP-2 フライバック」
1960年代に製造されたイタリア空軍正式採用の「カイレリ モデル」。この歴史的モデルに、ブロンズケースとエイジング加工を施したSSケースを採用した2モデルが加わった。
Text by KOIZUMI Yoko
仕上げの異なるふたつのマテリアルで構成されたケースが魅力
2016年に限定モデルとして復刻された「ヘリテージ パイロット クロノメトロ TIPO CP-2」。そのエクステンションモデルとして、2018年は最旬レトロスタイルに身を包んだ「パイロット クロノメトロ TIPO CP-2 フライバック」が登場。
その特徴であるレトロな雰囲気を醸している要素がケース素材だ。ブロンズとエイジング加工を施したステンレススチールをそれぞれ採用し、ダイアルはグレイン加工(細かな凹凸をつくる)を施したブロンズカラーとスレートグレーを合わせている。またラバーで裏張りしたブラウンオイリーヌバックレザーストラップを合わせ、2016年の限定モデルとは異なる魅力を生み出している。
「パイロット クロノメトロ TIPO CP-2 フライバック」のベースとなるのは、ウオッチマニアの間で「カイレリ」のニックネームを持つミリタリークロノグラフ。これはローマのA.カイレリ社がイタリア空軍から依頼を受けて'60年代半ばから約10年間、およそ2500本製造したモデルで、オリジナルは垂涎の的となっている。名前にあるTIPOはイタリア語でタイプ、CPはCronometro de polso の略で、クロノメーター腕時計を意味する。
搭載ムーブメントはゼニスのアイコンムーブメントである「エル・プリメロ405B」。254点の部品で構成され、フライバック機能を搭載したこのムーブメントはサファイアバックごしに見ることができる。
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