海を想わせる透明感が魅力。七宝ダイヤルを搭載したプレザージュ数量限定モデル|SEIKO
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2018年7月9日

海を想わせる透明感が魅力。七宝ダイヤルを搭載したプレザージュ数量限定モデル|SEIKO

SEIKO|セイコー

日本で独自に進化した“七宝”を
高度な技術力でダイアルに搭載

100年にわたる機械式時計作りの伝統とノウハウを受け継ぐ「プレザージュ」に、透明感のある七宝ダイアルを搭載した、世界限定2500本のリミテッドモデルが登場。2018年9月8日(土)に取り扱いが開始される。

Text by OZAKI Sayaka

環境保全にも配慮した独自釉薬を採用。美しい艶と透明感ある輝きを実現

「プレザージュ」は、100有余年にわたる機械式時計作りの伝統とノウハウを受け継ぐ、メイド・イン・ジャパンの機械式ウオッチブランドだ。日本の伝統工芸を取り入れたプレステージラインを頂点に、伝統とテクノロジーが融合した幅広いラインナップで、2016年からグローバル展開を開始。世界でも高い評価を得ている。

その2018年限定モデルには、海を思わせる透明感が魅力の七宝ダイアルが搭載された。七宝は、主に美術品や宝飾品に用いられるエナメル装飾の一種で、17世紀より本格的に発展し独自の進化を遂げた、日本を代表する伝統工芸のひとつだ。琺瑯(ほうろう)との主な違いは、焼成後の研磨による艶と輝きであり、特に腕時計のダイアルのような薄さと平滑さが要求されるものには、高度な技術と独自のノウハウが必要になる。

今回の七宝ダイアルは、名古屋で130年以上の歴史を誇る尾張七宝の老舗「安藤七宝店」に製作を依頼。尾張七宝の最大の特徴である「釉薬差し」という重要な工程を担う施釉師・戸谷航(とたにわたる)氏が監修を務めた。

安藤七宝店では、セイコーの高い環境保護基準やEUのRoHS(特定有害物質使用制限)指令に配慮し、鉛を含まない独自釉薬を採用。約800℃で複数回に渡って焼成を繰り返した後、研磨加工を施すことで、平滑で色ムラの無い七宝ダイアルを作った。
 
海を越えて伝来し島国である日本で独自の発展を遂げた七宝と、海にオマージュを捧げたこのモデルは、数量限定2500本で2018年9月8日(土)より取り扱いが開始される。

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<セイコー プレザージュ> 七宝限定モデル

Ref.|SARW039(左)、SARX059(右)
ムーブメント|自動巻き(キャリバー6R27)、自動巻き(キャリバー6R15)
パワーリザーブ|約45時間、約50時間
ケース素材|SS
ケース径|40.6mm(左)、40.0mm(右)
ストラップ素材|クロコダイル
防水|10気圧
価格|17万円、15万円(いずれも税別)
限定|各世界限定2500本
発売|9月8日(土)発売予定

問い合わせ先

セイコーウオッチ お客様相談室

0120-061-012

https://www.seiko-watch.co.jp/

           
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