ペルレ BASELWORLD 2015 バーゼルワールド速報|PERRELET
PERRELET|ペルレ
自動巻きの伝統を受け継ぐ時計ブランド「ペルレ」が20周年
印象に残るタイムピース「ファーストクラス」の限定モデルが登場
腕時計ブランド「ペルレ」が、バーゼルワールドでブランドの原点でもあるダブルローターシステムに焦点を絞った新作「ファーストクラス ダブルローター」を発表した。1995年にダブルローターが誕生して今年で20周年を迎える。18世紀、19世紀の時計史における革新の歴史を継承するペルレは、アブラハム・ルイ・ペルレが創業。彼は自動巻き時計の発明に貢献した人物としても知られている。 そのDNAを踏襲し、ペルレの時計はすべて自動巻きを採用している。
Text by SANO PERRET Tomoko
文字盤の表と裏にそれぞれローターを装備
このタイムピースを見るとき、まず中央でゆったりと回転するローターに目が奪われる。スケルトナイズされたローズゴールドのローターには、コート・ド・ジュネーブが施されており、“20 YEARS DOUBLE ROTOR”の文字が刻まれている。
さらにローターと重なる部分の文字盤もスケルトナイズされ、内部の複雑な機構が見てとれる。こうしたムーブメントを華麗に魅せるという凝った演出は、ペルレのまさに得意とするところだ。
この文字盤の表側にひとつ、そしてムーブメントの裏側にもうひとつローターがある。これらふたつのローターによって、香箱の主ゼンマイが効率良く巻き上げられるというわけだ。いっぽうケースサイドには、ペルレの特徴である縦に彫られたグラフィックパターンが、重厚感をあたえている。この記念限定モデルは、ローズゴールドとステンレススチールの2種類のケースが用意されている。
手首の動きに応じて揺れ動く花びら型のローターを採用
モデル名にもなっている「アミュティス」とは、紀元前600年頃に古代メソポタミア時代に建設されたの空中庭園の名から着想を得ている。当時の王妃アミュティスのために作られ、豊かでもっとも美しい場所とされ、語り継がれる伝説の庭園だ。ペルレの新作「ダイヤモンドフラワー アミュティス」コレクションは、この美しい空中庭園にオマージュを捧げ、バビロニア王妃アミュティスの品位と美しさをも想起させるモデルして開発された。
レディースモデルとして開発された「ダイヤモンドフラワー アミュティス」コレクションは、文字盤側にある花びら形のローターが手首の動きに応じて揺れ動き、まるでバビロンの空中庭園を連想させる。またムーブメントには自社製のCal.P-181が搭載され、美しさだけでなく、機能ももちあわせたモデルに仕上がっている。
バリエーションとして3つのモデルが用意されている。ケースはすべてステンレススチール製で、文字盤がブラック・マザー・オブ・パール、もしくはホワイトマザー・オブ・パール。この2モデルともダイヤモンドがはめ込まれた花びら形のローターが搭載されている。レアモデルとして、ダイヤモンドベゼル仕様も用意されており、ダークグレーとホワイト・マザー・オブ・パールの2色文字盤、ローターには、ホワイト・マザー・オブ・パールとダイヤモンドがセッティングされている。どのモデルも華やかで特色のあるモデルだ。
ムラキ
Tel. 03-3273-0321
http://www.muraki-ltd.co.jp/watch/wristwatch/perrelet/