RALPH LAUREN|時計愛好家も唸る魅力的な仕様が、より身近な存在に
WATCH & JEWELRY / SIHH&BASEL
2015年3月30日

RALPH LAUREN|時計愛好家も唸る魅力的な仕様が、より身近な存在に

RALPH LAUREN|ラルフ ローレン

時計愛好家も唸る魅力的な仕様やデザインはそのままに
身近な存在であるSSケースモデルが待望の登場!

デビューから3年目を迎える「ラルフ ローレン ウォッチ」。いいものを知り尽くしたファッション界のカリスマ、ラルフ・ローレン氏が、リシュモングループとのコラボレーションにより送り出す、今年の新作とは。

文=渋谷康人

2009年のジュネーブサロンでデビューした「ラルフ ローレン ウォッチ」は、ファッション界のカリスマであり、アンティークウォッチのコレクターとして時計の魅力を知り尽くしたラルフ・ローレン氏と、世界最高峰の名門時計メーカーを傘下に擁するリシュモン・グループの握手から生まれた夢のコラボレーションウォッチだ。名門グループ傘下の珠玉のムーブメント、ノウハウを使って製品化されたローレン氏の「理想の腕時計」は、クラシックで洗練されたデザイン。メカニズム的な内容にも申し分なく、コアな時計愛好家を納得させ魅了するものばかり。ただ一般の時計好きにとってこれまで残念だったのは、プライスレンジが比較的高めで、アクセスするハードルが高かったこと。

しかし今年のジュネーブサロンで、状況は一変した。レディスモデルにハイジュエリーウォッチが登場する一方で、ブランドの「アイコン」である馬のあぶみ型ケースの「スティラップ」に待望のSSモデルが登場。魅力的な中身はそのままに、普通のひともアクセスしやすいブランドへと変身を遂げたのだ。これは今年のS.I.H.H.で、もっともうれしいニュースのひとつであった。

また、3年目にして初のスクエア型ケース、よりドレッシーなデザインの「スリムクラシック・コレクション」も登場。ほかにもスポーティングコレクションを中心にあらたにクラシックなギョーシェ加工をほどこしたモデルや、スポーティングコレクションのブラックセラミックケースモデルが登場したことも見逃せない。

RALPH LAUREN|ラルフ ローレン04

RALPH LAUREN|ラルフ ローレン01

スポーティング ウッドダイヤル ウォッチ
クラシックカー好きなら見逃せない

クラシックカー・コレクターでもあるラルフ・ローレン氏が、所有する1938年製「ブガッティ タイプ 57SCクーペ」をイメージしてデザインしたスポーティングコレクションの新作。文字盤の中央はこの名車のブラックシートを彷彿させるマット仕上げで、昔の自動車のメーターふうの分目盛りが、さらにその外周部にはクラシックカーの木製計器板のように、美しい木目をもつエルム(楡)の木がセットされている。また搭載されるムーブメントも、クラシックなロービートの手巻きムーブメントがベースの「キャリバーRL98295」。ブガッティ同様の長い歴史をもつ、スイス・シャフハウゼンの名門IWCのものである。まさにラルフ・ローレンならではの趣味性を極めたモデルであり、クラシックカー好きには見逃せないタイムピースだ。

手巻き、直径45mmまたは44.8mmのSSケース、カーフレザーストラップ。114万5550円。6月発売予定。


RALPH LAUREN|ラルフ ローレン02

スティラップ クロノグラフ ラージモデル SSケース ウォッチ
人気No.1のアイコンモデルがぐっと身近に

乗馬のさいに鞍の両側に下げて足を載せる「鐙(あぶみ)」をモチーフにデザイン
されたユニークな形状のケース。スティラップ・コレクションは、「ポロ・ラルフローレン」というアパレルのコレクションラインをもつラルフ ローレン ウォッチを象徴するアイコン的存在である。2009年のブランドスタート以来、日本をはじめ全世界でもっとも人気が高いラインだ。だが従来は、ケース素材がすべてゴールドのためかなり高い価格のものしかなかった。今年はこのスティラップに、SSをケース素材に採用して、従来よりも驚異的な「お手頃価格」の3モデルが登場した。写真のラージサイズ、ブラックダイヤルのクロノグラフや、ミディアムサイズの中3針自動巻き、スモールサイズのクォーツモデルである。ラルフ ローレンの腕時計ならやはりスティラップだ、と思いながら躊躇していたひとにとって、これは何よりもすてきなニュースである。

自動巻き、鐙型、ラージサイズのSSケース、カーフストラップ、ジャガー・ルクルト社製のマニュファクチュール・ムーブメントRL750搭載。54万9150円。3月発売予定。


RALPH LAUREN|ラルフ ローレン03

スリムクラシック ギョーシェ ウォッチ
RL流ドレッシーを体現した初のスクエア型ドレスウォッチ

はじめてのスクエアケース・コレクション「スリムクラシック」の最大の特徴は、1920年代のアールデコ時代の腕時計からインスピレーションを得たというドレッシーな超薄型ケースだ。さらに当時にはなかったローマ数字とアラビア数字を組み合わせたインデックスを用いた独創的な文字盤デザインも然り、ピアジェ社の高い技術と伝統から生まれた超薄型・手巻き機械式ムーブメントも特筆すべき点だ。ケースサイズは1種類というユニセックスモデルであり、素材はすべてゴールド。写真はそのラインナップのなかでももっとも高価かつドレッシーな、文字盤とホワイトゴールドのケースにギョーシェ加工をほどこしたモデル。紳士淑女ならばぜひ1本は手に入れておきたい、ブラックタイでのパーティなどフォーマルなシーンにぴったりの腕時計である。

手巻き、縦横27.5mmのホワイトゴールド製ケース、アリゲーターストラップ、147万3150円。7月発売予定。

ラルフ ローレン 表参道
Tel. 03-6438-5800

           
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