オメガの傑作シーマスター 300復刻｜OMEGA

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オメガの傑作シーマスター 300復刻

かつての名品のアンティーク収集は、腕時計趣味の1つの楽しみだが、なかなかお眼鏡にかなう時計に行き当たることはない。しかし、そんな名品を最新の技術で復活させた時計があれば……そんなムシのいい話を実現してくれたオメガの最新モデルは、時計ファンへの最高のプレゼントである。

Text by KAWADA Akinori

セラミック製パーツや最新ムーブメントを採用

アンティークウォッチやヴィンテージウォッチと呼ばれる1900～1970年代の腕時計の収集は、腕時計趣味の大きなジャンルとして確立している。しかし、年々コンディションのよい時計は減少し、価格も上昇傾向……そんな中で2014年に登場した「シーマスター 300 マスターコーアクシャル」は、最新時計のファンも、過去の時計のファンも狂喜させる逸品だ。

その外観は、1957年に登場したオメガのダイバーズウォッチ「シーマスター 300」の忠実な復刻だ。オメガの伝統的なダイバーズのスタイルのまま、インデックスのカラーもヴィンテージ風にする一方、ベゼルの素材はセラミックとし、耐久性も抜群。しかも、メンテナンスサイクルの長い独自のコーアクシャル脱進機に1万5000ガウス以上の耐磁性能を持たせた最新の技術的成果である自社製ムーブメントを搭載……「伝統と最新技術の融合」が文字通りに実現しているのだ。

シーマスター 300 マスターコーアクシャル
ケース｜ステンレススチール
直径｜41mm
ムーブメント｜自動巻き（Cal.8400）
パワーリザーブ｜60時間
ストラップ｜ステンレススチール
防水性｜300ｍ
価格｜63万円

オメガお客様センター
Tel. 03-5952-4400
http://www.omegawatches.jp/

シーマスター 300の歴史

「シーマスター 300」のオリジナルは、要所をアラビア数字、それ以外をくさびインデックスとし、時針をブロードアローとしたスタイルを採用。これは長らく、オメガのダイバーズモデルに踏襲され続けているスタイルだ。最新モデルはあえて日付窓をつけない対象のケース、ベゼルサイドの凹凸など、細部までオリジナルに忠実にこだわった逸品だ。

シーマスター 300の歴史

オメガブティック銀座本店
東京・銀座の一等地、スウォッチグループ総本山のハイエックセンターにオメガブティック銀座本店は存在する。エレベーターを上がって2階、都会の喧騒を離れ、明るく瀟洒な広大な空間で、オメガの世界にすっかり浸ることができる。同センター5Fにはメンテナンスセンターもあり、アクセスは至便だ。