ROLEX|オイスター パーペチュアル デイト GMTマスターⅡ
Watch & Jewelry
2015年3月31日

ROLEX|オイスター パーペチュアル デイト GMTマスターⅡ

ROLEX|ロレックス

オイスター パーペチュアル デイト GMTマスターⅡ

Text by OPENERS

1954年に発表されたロレックス初の航空時計「GMTマスター」の後継機として、1983年に誕生した「GMTマスターⅡ」。

初代GMTマスターは、時・分・秒を表示する基本3針のほかに、24時間で1周する24時間針を装備していることが最大の特徴だった。さらに、回転ベゼルも装備することで、他国の時間帯(第2時間帯)を表示することが可能。1960年代には、パン・アメリカン航空の公式時計に認定されるなど、プロパイロットからも大絶賛された。

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グリーン文字盤を採用した18KYGモデル 294万円。

また、GMTマスターⅡは、リューズ操作によって時針のみを単独で動かせる機能も装備するなど、他社に先駆けてGMTウオッチの基礎機能を確立していく。ちなみに、1990年代の後半に「GMTマスター」は生産終了になっている。

その後も、GMTマスターⅡは、海外出張が多いビジネスマンを始め、多くのユーザーの支持を勝ち得る。2005年には、耐傷性に優れたセラミックベゼルを装備した新型モデルも登場。黒文字盤を採用したSSモデルから、グリーン文字盤を採用した18KYGモデル(写真左、294万円)までと、幅広い展開を行っている。

ROLEX OYSTER PERPETUAL DATE GMT MASTER2|
ロレックス オイスター パーペチュアル デイト GMTマスター2(写真上)

自動巻き
毎時2万8800振動
ケース径40.0mm
SSケース&ブレス
生活防水|100m防水
価格|71万4000円

BRAND HISTORY

20世紀初頭、まだ腕時計が誕生して間もない頃に創業し、以後100年以上も腕時計とともに歩み続け、飛躍的な進化を遂げていったロレックス。

1905年、イギリス・ロンドンにブランドの前身となる「ウイルスドルフ・アンド・デイビス社」を設立したことから、ロレックスの歴史は始まる。創業者のハンス・ウイルスドルフは、当時まだ懐中時計が主流だった時代に、腕時計に先見の明を感じ取った天才的な実業家であった。1907年には本格的な時計製造に着手するため、早くも事務所機能をスイスに移転。その翌年には、ブランド名「ROLEX」を考案し、商標登録を行っている。

1910年には腕時計としては初の、公的精度検定であるクロノメーターの公式証明書を獲得し、ロレックス製品の高精度を証づけた。1926年には、完全防水・防塵構造のケース「オイスター」を発明し、常に水や埃にさらされている腕時計の弱点を克服。

その後も、錘(おもり)の回転で駆動ゼンマイを巻き上げる自動巻きシステム「パーペチュアル」や、3時位置にデジタルディスプレイを設け、午前零時になると自動的に日付が切り替わる「デイトジャスト」を開発。ロレックスが腕時計の進化に果たした役割は、あまりに大きいといえる。

1950年代に入ると、ラインナップの多様化が図られ、史上初の潜水時計「サブマリーナー」や、冒険家用の腕時計「エクスプローラー」など、特殊任務に着手するプロフェッショナルのための時計製造が行われる。もちろん極限状況を想定した時計造りは、一般ユーザーに対するロレックス製品の信頼性を高めることにもつながった。

こうした意欲的な開発精神は現代にも受け継がれ、2000年にはクロノグラフの自社一貫生産に成功。2007年には耐磁時計「ミルガウス」の次世代モデルや、新しいレガッタ用のクロノグラフを発表。常に時計界の話題の渦中にありながら、実用性に根差した時計造りを今も着実に行っている。

【創業年】1905年
【創業地】イギリス、ロンドン
【主なシリーズ名】オイスター パーペチュアル、チェリーニ
【問い合わせ先】日本ロレックス 広報課 03-3216-5671

公式サイト:http://www.rolex.com/ja/

           
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