SEIKO|ダイバーズウオッチのある日常
SEIKO|セイコー
モデル三浦理志 × プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル
ダイバーズウオッチのある日常
1日のはじまりは波のチェックから――。職業・モデル。さまざな雑誌や広告で活躍する三浦理志さんは、サーフィンを趣味とし湘南をベースに暮らしている。朝は海、職場は東京。オンとオフ、そのふたつを往き来するライフスタイルのなかで、三浦さんが選んだ時計はセイコーのダイバーズウオッチだった。
Text by FUKUTOME RyoujiPhotographs by YAMASHITA RyouichiStyling by INADA IsseiHair & Make-up by KATSUMA Ryohei
スローライフを実践する
今世紀に入った頃、盛んに使われるようになった言葉に「スローライフ」というのがある。それまでの高速型のライフスタイルに対して、ゆっくりとした暮らしを唱えたものだ。そして、それは都会で働く多くの人々にとって、憧れのライフスタイルとしてとらえられていた。
ライフスタイル誌『オーシャンズ』などで活躍するモデルの三浦理志さんは、そのスローライフを実践する自然派の男だ。湘南に住み、サーフィンを愉しみ、ときに畑を耕す。仕事が入ったときだけ東京に向う。そんな生活を何年も続けているのだ。
「ずっとここに住んでいますから、モデルの仕事をはじめたときからおなじスタイルです。農業はここ数年ですが。だから、日常というか、この辺りに居るときはほとんど時間を気にしません。気にするのは、東京に向う時間だけ(笑)。朝は海に入っていることが多いので、仕事がある日は必ず時計を着けて海に入りますね。ぼくにとって防水性能の高い腕時計は必需品なんです」
ダイバーズウオッチは必需品
よく腕時計はパートナーと称され、着ける人のライフスタイルを端的に表現しているともいわれるが、三浦さんはまさにその典型。時計をそれほど必要としない生活のなかで、ダイバーズウオッチのその重要度は高い。
「サーフィンでは、パドリングもするし、ボードから落ちることもあります。結構激しいんです。腕時計はそれに耐えるものでなければならないんですよ。止まっちゃったら仕事に遅れるので(笑)。なので、ちゃんとしたダイバーズウオッチが必要なんです」
だから、三浦さんは腕時計を購入する際は、しっかりとスペックをチェックするという。水中での動きは想像以上に水圧がかかっているので、それに楽々と耐え、安心して着けられるダイバーズを求めて。
「時計はシンプルなのが好きなんです。見た目もそうですが、マリーンマスター プロフェッショナルのようにシンプルに機能を追求しているのが。そういうモノって格好いいんですよ」
そんなダイバーズウオッチは、数年前にはじめた新しい趣味“農業”でも役立っているという。自然と向き合う農業では、水も使うし、泥にもまみれる。それでも堅牢性、耐久性の高いダイバーズは、着けたまま作業できるからだ。
「畑から仕事に向うこともありますからね」
ここでも時間は大切なのである。
波のない日は、ずっと畑に
「畑は先輩に勧められてはじめたんです。余っている土地があるからやってみないか、と。はじめは大変でした。手間はかかるし、同じ姿勢で作業しなくてはならないし。でも収穫しはじめると楽しくなって。いまでは波のない日はずっとここにいます」
いまはお金さえ払えば、高価な食材も、有名な野菜も手に入る。それをあえて“大変”といっていた作業をし、栽培するのはなぜなのか?
「一度、成果が出ちゃうと、またそれを求めちゃうんですよ。野菜が育っていく過程も楽しいですし。たしかにスーパーに行けば、野菜は簡単に手に入ります。でも、ここで採れた野菜は本当に美味しいんです。瑞々しい。やめられないですね」
Page.02 オン、オフの切り替えは東京への移動中
SEIKO|セイコー
モデル三浦理志 × プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル
ダイバーズウオッチのある日常 (2)
オン、オフの切り替えは東京への移動中
湘南地区での日常生活、つまりオフタイムを緩やかに過ごしている三浦さんは、海の上で、そして畑の上で、ダイバーズウオッチによって時を知り、仕事に向う。それまでが自然のなかにどっぷりと浸かった生活なので、その切り替えはどうしているのだろう。
「時間を確認して着替えに家に向っているときは、まだここでの生活です。まったく切り替わっていません。オンタイムへの切り替えは、クルマで東京に向ってるうちに自然に。これはモデルの仕事をはじめた20代の頃からなので」
普通にモデルの仕事をするときは、普段通りカジュアルな格好で出掛けるが、ときにスーツを着る機会もあるのだとか。
「そのときは、それにあった時計をしますよ。それぞれ、スタイルにあった時計というのがあると思うんです。やはり服装にあわせて時計は替えた方がいいと思いますね」
シンプル・イズ・ベスト
しかし、万能に使える腕時計もある。三浦さんは、セイコーのダイバーズ「マリーンマスター プロフェッショナル」を手にしながら、「これは1本でいけますよね」と嬉しそうに話す。
「シンプルにその機能を追求していくと、余計なものがそぎ落とされて、機能美と呼べるデザインになるんです。だから、そういう時計はさまざまなシチュエーションで使えますよね。とくにこのピンクゴールドを差し色に使ったモデルは程良い色気があって、スーツにも合うので重宝しています」
三浦さんが実践しているスローライフは、「自分の好きなことをシンプルにやっているだけ」なのだという。“シンプル・イズ・ベスト”。それは、どんなモノ、コトにもあてはまる究極の思考なのかもしれない。
Page.03 今年で誕生50周年を迎えたセイコーのダイバーズウオッチ
SEIKO|セイコー
モデル三浦理志 × プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル
ダイバーズウオッチのある日常 (3)
今年で誕生50周年を迎えたセイコーダイバーズウオッチ
セイコーが国産初のダイバーズウオッチを発売したのは、いまからちょうど50年前となる1965年のこと。それから半世紀の間、セイコー独自の画期的テクノロジーを搭載したエポックメイキングな商品を次々と開発し、世界中の冒険家やプロフェッショナルダイバーから絶大な信頼を獲得してきた。
今回、モデルの三浦理志さんが装着していた時計は、セイコーダイバーズのアイコンともいえるプロテクターをまとったユニークなデザインの最新作「プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル SBDX014」。最後の章では、より時計の魅力について迫ってみたい。
プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル
自動巻メカニカル 1000m飽和潜水用防水モデル SBDX014
裏蓋のない一体型ワンピース構造のチタン製ケースの外側に、プロテクターを被せた画期的な構造を持ったダイバーズだ。これにより、回転ベゼルの誤作動を防ぎ、優れた耐衝撃性を実現。海外ではその形状から「ツナ缶」のニックネームで親しまれている、セイコーダイバーズのアイコン的存在だ。今年は50周年を迎え、プロテクターにジルコニアセラミックスを、ストラップに強化シリコーンゴムを使用。堅牢性や耐久性を高め、装着感を向上させている。また、りゅうずやベゼル縁などにピンクゴールド色を配し、エレガントさを強めている。
チタンケース、セラミックス製プロテクター、サファイアガラス、ケースサイズ直径52.4㎜、強化シリコーン製ストラップ 35万円(税抜)
プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル
クオーツ 1000m飽和潜水用防水モデル SBBN027
薄型・軽量なチタンケースに、判読性の高い大きな針を運針させる高いトルクと耐磁性を備えたダイバーズウオッチ専用のクオーツムーブメントを搭載したモデル。外装スペックは上の自動巻モデルとほぼ同じ。セイコーがスポーツ計時などで使用するイエローを随所に盛り込んだカラーリングが大きな特徴だ。太陽光や照明の明かりを短時間で吸収して蓄え、暗がりで発光するルミブライトが針やインデックスに施されているが、今回登場する3モデルには、その残光時間が、従来品に比べ60%も向上した新開発のルミブライトを採用している。
チタンケース、セラミックス製プロテクター、サファイアガラス、ケースサイズ直径49.4㎜、強化シリコーン製ストラップ 22万円(税抜)
プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル
自動巻スプリングドライブ 600m飽和潜水用防水モデル SBDB011
バッテリー交換を必要としない機械式の利点と、機械式時計のおよそ100倍の精度を有するクオーツ式のメリットを併せ持つセイコー独自の“スプリングドライブ”ムーブメントを搭載。衝撃に強く、宇宙空間やエベレストなどの温度変化の大きい環境においても、確実に駆動することが実証されているダイビングには理想的な駆動システムを採用。
チタンケース、ケースサイズ直径46.0㎜、チタン製ブレスレット 47万円(税抜)
<飽和潜水とは>
飽和潜水とは、人工的な呼吸気体として、酸素と不活性ガスのHe(ヘリウム)などから成る高圧の混合ガスで満たされたカプセル内で居住し、長期にわたる深海での潜水活動を可能にする特殊な潜水システム。
三浦理志|MIURA MASASHI
モデル歴20年。雑誌、広告を中心に幅広く活躍。「1日のはじまりは波チェックから」というほど、趣味のサーフィンは生活の一部になっている。また、海外の日本食レストランで働いた経験を活かし、毎日楽しく料理を研究しながら、ブログでレシピも公開。最近では、自分で育てた野菜を使った料理も楽しむなど、エコ、ロハスな生活を実践している。