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従来お墓とは、ご先祖様の時代から長年暮らしている土地に建て、子や孫の世代へと受け継ぎ代々守っていくというのが一般的だ。
しかし近年では、核家族化、地方の過疎化、生涯未婚率の上昇などライフスタイルの変化に伴って、お墓の継承に関する悩みをもつ家庭が増えている。
そんな現代のニーズに合わせ、神奈川県鎌倉市を拠点に墓石の販売・施工を行う企業、石長(いしちょう)が引越しや移設が容易に行えるデザイン墓石「壇(だん)」を発売する。
デザイン墓石「壇」は、ボンドを使用せずに建てることができ、容易にパーツの分解・再建立が可能。
通常の墓石は、複数の石材パーツをボンドで張り合わせて構築されているが、堅固に仕上がる反面、簡単には分解することができないので、お墓の引越し(移設)の際は石材を傷めることになってしまう。
「壇」は、石材が重なり合う部分をしっかりと噛み合う形状に設計することで、ボンドを使用せずに建立することができ、お墓を移転する際にも墓石を繰り返し使える仕組みだ。


また、奈良時代前期から国内に現存する「層塔」をモチーフにしたデザインも特徴。
五重塔型の墓石として存在感を放つ。
骨壺を納めるスペースの蓋が前方に配されており、この部分のみをコーキングで留めて開閉可能。
「墓じまい」という言葉も生まれ、跡取りがいなくなっために実家のお墓を撤去したり、自分達のお墓を建てないという選択肢までもが広まりつつある中、「壇」は永年に亘って墓石を家族に受け継ぐ、新たなスタイルの暮石だ。
デザイン墓石「壇」
寸法|間口900mm×奥行900mm×高さ646mm
材質|石碑/MU(インド産花崗岩)
花筒・香皿/ステンレス(黒メッキ処理)
販売価格|135万円より(税別)