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バレンタインシーズンが到来。
最近のチョコレート業界では、第4のチョコレートとして、注目されている「ルビーチョコレート」や、サスティナブルを意識したオーガニックチョコレートが登場するなど、チョコレートへの熱は年々高まってる中、注目なのが、フィリピン産のチョコレート。
フィリピンのチョコレートの特徴は「Tree To Bar」。フィリピンでは、オーガニックなカカオの栽培から、板チョコレート製造までを一貫して行う「Tree To Bar」方式ででチョコレートを製造。サステナブルな環境下で作られた高品質チョコレートは、世界のチョコレート品評会でも高く評価されている。
フィリピン×チョコレートの歴史
カカオの生産・チョコレートというと、ガーナやコートジボワールというイメージがあるが、アフリカやメキシコのカカオ栽培が始まったのは、1800年代。一方、フィリピンには、スペインの植民地となった1500年代にカカオが持ち込まれ、カカオの栽培・生産が始まった。500年という歴史の中で、天候や病虫害などに苦しむ中、試行錯誤を繰り返し、高品質なカカオの栽培、「Tree to Bar」チョコレートの生産に至った。
現在では、ビコル地方、バタンガス州、セブ島、ボホール島、ダバオ地方などフィリピン南部を中心に沢山の小規模農家がカカオを生産している。
2022年、生産目標10万トンを目指し、国全体で、カカオ生産に力をいれている。10万トンの生産量を実現すれば、世界のカカオ生産量ランキングTOP10にはいることになる。
カカオの生産が盛んなため、フィリピンの人たちには、チョコレート文化が根付いている。食事だけでなく、文化や美容面でカカオ・チョコレートは愛されている。
・チャンポラード
ココアともち米を一緒に煮込んだチョコレートのお粥。フィリピンでは伝統的な食事として、朝食やおやつに愛されています。インスタントチャンポラードも売られており、お土産としても人気。
・タブレア
チョコレートドリンクを手軽に楽しむためのタブレット。カカオ豆をローストし、丸いタブレット状にしています。お湯とミルクで溶かすと簡単にホットチョコレートを楽しむことができる。
・チョコレートミュージアム
ダバオにある「チョコレート博物館」。チョコレートとカカオの歴史や文化を学べるほか、世界で一つのチョコ作りも体験することができる。
・チョコレートスパ
ダバオのチョコレートメーカー「マラゴスチョコレート」では、「チョコレートスパ」を提供。温めて溶かしたチョコレートを身体に塗り、成分を浸透させてマッサージする。
【日本で買えるフィリピン チョコレート】
<AURO Chocolate>
フィリピンダバオ地方のカカオ農園から良質な豆を直接買い付け、選別、ロースティング(焙煎)、 テンパリング、成型、ラッピングまでの全工程を自分たちで行うBean to Barのチョコレートファクトリー。
新宿伊勢丹店のサロン・デュ・ショコラやオンラインイベントで購入可能。
http://aurochocolate.jp/
<THEO&PHILO>
フィリピン初のビーントゥーバーブランド。自国で収穫された素材だけを厳選して最高のチョコレートづくりができる世界でも数少ないファクトリー。
サロン・デュ・ショコラのオンラインなど多くの催事に出展予定。
http://theoandphilo.jp/
フィリピン政府観光省