DESIGN NEWS |
50歳以下の国内外の工芸に携わる作家、職人、デザイナーなどの若き「工芸人」を対象と した「国際工芸アワードとやま」が、2020年1月10日(金)締め切りで、出品作品の募集をスタートした。
本アワードは平成29年度に富山県で開催した「国際北陸工芸 サミット」での「U-50 国際北陸工芸アワード」の成果を踏まえて新たに開催するもので、今年度より3年計画で実施する。
応募対象は、世界各地の工芸の伝統的な技術や素材を活かした表現力・独創力に富む作品や、制作工程の中で必ず「手仕事」が施されている作品。
今年度は公募・1次審査までを、令和2年 度には2次審査・展覧会・授賞式を行うほか、入賞者等と県内工芸作家・企業等との交流プログラムを予定している。また、令和3年度には前年度の交流プログラムを踏まえ、作品の協同制作プログラムを予定。
「国際工芸アワードとやま」が、工芸の未来と可能性を創出し、富山から「新しい工芸ムーブメント」を発信する機会となるだろう。
「国際工芸アワードとやま」世界各地の「手仕事」を募り、新たな工芸ムーブメントを富山から発信!
◆開催概要
1. 応募締切: 2020年1月10日(金)
2. 賞金 : 最優秀賞 1名(組) 200万円/優秀賞 1名(組) 50万円/奨励賞 4名(組) 30万円/損保ジャパン日本興亜・特別賞 1名(組) 30万円
3. 特典 : 最優秀賞受賞作品は富山県美術館に作品を収蔵。また、入賞者等は令和2年度以降に実施する県内工芸作家・企業等との交流プログラム・協同制作プログラムに招聘(予定)
4. 応募方法: 公式ホームページ https://kogeiaward.jp/ よりエントリー
【本アワードの3つの目的】
● 工芸作品・表現・技術に加え、工芸に従事する一人ひとりの工芸に対する考えや取組、戦略と実践、そして未来への展望などを総合的に評価し奨励すること。
● 従来の工芸が持つ固定概念を一度フラットな目線で見つめ直し、ボーダレス化もしくは分野横断的になってきている工芸の世界的な潮流を捉え、国際的なネットワークやコラボレーションの機会を創出し、そこから工芸の未来ビジョンを描くこと。
● 当アワードを通じて、多くの方が世界の工芸を取り巻く状況や新しい動向について知り、学べる機会とすること。
◆応募要項
1. 応募資格: (1)50歳以下(一次審査締め切りの2020年1月10日時点で)、(2)国籍不問、(3)作家、職人、デザイナー等、工芸制作に従事している個人もしくはグループ
2. 応募対象: (1)世界各地に伝わる、これまで工芸が培ってきた技法や材料を生かした、表現力や独創性に富む作品。
(2)制作工程の中で必ず手仕事が施されていること
(3)2015年1月10日以降に制作された未発表の作品。他の公募展に未出品のもの。
(4)金属、漆、木、紙、布、陶磁、ガラス、革、その他(またはこれらの組み合わせ)によって制作された作品
(5)作品形体は、立体作品または平面作品。3辺のサイズの合計が300cm以内。重量は20kg 以内。(額縁や専用台なども寸法・重量に含む)
(6)1人(グループ)につき1点
3. スケジュール: 1次審査:2020年2月中旬 入選作品の選定(入選作品は富山県美術館にて展示)
2次審査:2020年5月下旬 各賞の選定
展覧会:2020年5月下旬~7月上旬(会期2か月程度)※富山県美術館にて
授賞式:6月下旬
4.応募に関するお問合せ: 国際工芸アワードとやま運営事務局(株式会社PCO内)
Tel. 076-461-3288 E-mail. kogei-toyama@pcojapan.jp
伝統と革新を表裏一体に併せ持つ「工芸」ならではの魅力を発信し、新しい工芸の活動を実践している「工芸人」の方々からの多数の応募を大歓迎!
詳細や応募方法については、WEBサイトにて。
[トップ画像]:最優秀賞受賞者・川原隆邦さんの協同創造プログラムによる作品