TRAVEL|キャサリン妃が名づけた豪華客船「ロイヤル・プリンセス」デビュー!
TRAVEL|全長330メートル、客室1780室を誇る巨大なクルーズ船
キャサリン妃が名づけた豪華客船「ロイヤル・プリンセス」デビュー!
世界各地でクルーズを展開するプリンセス・クルーズが、新造船「ロイヤル・プリンセス」の命名式をイギリス・サウサンプトンで開催。式典には名付け親のケンブリッジ公爵夫人 キャサリン妃も出席し、豪華客船らしい華やかなデビューを飾った。
Text by YANAKA Tomomi
海事の伝統的な要素と現代的な要素
現在17隻もの客船を運航しているクルーズ会社、プリンセス・クルーズ。あらたな客船が誕生するたびに、世界のセレブリティによって命名され、これまでにダイアナ妃やオードリー・ヘップバーン、ソフィア・ローレン、マーガレット・サッチャーらが、その栄誉ある大役を務めてきた。
今回新造された「ロイヤル・プリンセス」は、全長330メートル、幅47メートル、乗客定員3560人、客室は1780室を誇る巨大なクルーズ船。3層吹き抜けの印象的なアトリウムや、トップデッキを設置。また、船体から8.5メートル以上も海上に張り出したガラス張りのシー・ウォーク、海側のすべての客室に設けられたバルコニーなどの充実した設備が、快適かつラグジュアリーな船旅を約束する。
さらに、船の中央にあるプール・エリアでは日夜パフォーマンスがおこなわれるほか、焼きたてのパイなどを堪能できる「ホライゾン・ビストロ・ペストリー・ショップ」や、多彩なグルメも味わうことができるレストランなど、グルメメニューも充実。
命名式では、船長とともに命名台に立ったキャサリン妃が、「この船をロイヤル・プリンセスと命名します。ロイヤル・プリンセスとこの船で航海するすべてのひとに神のご加護がありますように」と宣言すると、モエ・エ・シャンドンの巨大なボトルが船体にぶつけられ、その船出を祝福した。
式典では、このほかにもイギリスのポップシンガー、ナターシャ・べディングフィールドによるステージや、ポーツマス英国海兵隊軍楽隊、そしてアイルランド近衛第一連隊によるバグパイプの演奏など、海事の伝統的な要素と現代的な要素を織り交ぜたパフォーマンスが繰り広げられ、訪れた2000人の招待客を魅了した。
バルセロナへの処女航海の後、夏には地中海グランドクルーズ、秋には東カリブ海クルーズが予定されているという。キャサリン妃のように華やかで美しい豪華客船「ロイヤル・プリンセス」は、世界中の海をわたり、極上の船旅で多くのひとを愉しませてくれるにちがいない。