Amanresorts|伊・ベネチアに世界で26軒目の「アマン・カナルグランデ・ヴェニス」オープン
LOUNGE / TRAVEL
2015年2月26日

Amanresorts|伊・ベネチアに世界で26軒目の「アマン・カナルグランデ・ヴェニス」オープン

Amanresorts|アマンリゾーツ

イタリア・ベネチアにあらたな“アマン”ストーリー誕生

「アマン・カナルグランデ・ヴェニス」オープン(1)

サンスクリット語で、「平和」を意味する“アマン”。1988年、タイ・プーケット島に最初のリゾート“アマンプリ”を誕生させて以来、今では世界17カ国、25軒のリゾートを展開するグループだ。創業25年目を迎える今年6月、ヴェネツィア・ビエンナーレの開催に合わせて「アマン・カナルグランデ・ヴェニス」を26軒目としてオープンする。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

ベネチア──人びとを魅了してやまないデスティネーション

息を呑むような美しいデスティネーションで非日常的な体験を味わうことができ、プライベートな邸宅にいるかのような温かみのあるリゾート・コレクションの構想を描く、エイドリアン・ゼッカ氏により創設されたアマンリゾーツ。“アマンプリ”の人気で、アジアではとくに知られたアマンリゾーツだが、昨年、ギリシャ・アマンゾエとトルコ・アマンルヤのふたつのヨーロッパのリゾートを開業。いよいよ“ヨーロッパのアマン”も本格的に始動する。さらに、今年6月には、今回紹介する「アマン・カナルグランデ・ヴェニス」が誕生する。

豊かな水に囲まれ、歴史情緒溢れる都ベネチア。かつて地中海における主要都市であったこの北イタリアの町とそのラグーンは、現在ユネスコ世界遺産に登録されている。2年に一度開催される、国際的な美術展覧会であるヴェネツィア・ビエンナーレおよび、そのなかで開かれる栄誉ある文化的式典、ベネチア国際映画祭のホストを務めることで有名だ。

今年のビエンナーレは、アマン・カナルグランデ・ヴェニスの開業と同日の6月1日(土)から開催。あたらしいアマンは、ベネチアを深く象徴する華麗な歴史に溶け込んだ、サンマルコ広場とサンマルコ寺院を望むグランカナルの街、その宮殿や教会、市場などで有名なベネチアの6つの地区のなかで、もっとも小さな歴史地区、サンポロ地区に誕生する。

アマン|ベネチア 03

アマン|ベネチア 05

ビエンナーレは6月1日(土)から11月24日(日)まで開催

絵画的景色の運河を漂うロマンティックなゴンドラ、早朝の静けさ漂うピアッツァで味わうカプチーノ、過去の歴史に想いを馳せる教会──ゲストは到着した瞬間からこのデスティネーションの魅力の虜になる。

道路と水路のアクセスが可能なアマン・カナルグランデ・ヴェニスは、運河上の観光渋滞とは一切無縁のルートでベネチアをまわる、エクスクルーシブな運河乗船ツアーをゲストに提供。また、アマン最寄りのサンポロ地区は、リアルト橋やサンジャッコモ・ディリアルト教会を筆頭に多くの観光スポットに恵まれ、水路で少し離れた場所にはサンマルコ広場とサンマルコ教会がある。また、ヴェネツィア・ビエンナーレ関連のさまざまなイベント会場へのアクセスにも便利な立地だ。

“アマンジャーニー”へのエレガントな幕開けにふさわしい空間

アマン・カナルグランデ・ヴェニスは5階建ての2棟からなり、24のスイートをふくむ“パラッツォ”のうちひとつは、16世紀の建築家ジャン・ジャコモ・デ・グリージによって建てられたもの。パラッツォ・パパドポリとして知られるこの建物は、もともとベルガモのCoccina(コッチーナ)家の依頼によって造られたものだが、19世紀初頭に資産を購入したニコロとアンジェロのパパドポリ・アルドブラディーニ兄弟の名を冠している。

彼らはネオルネッサンス建築、および、ロココ調建築の主導者であるミケランジェロ・グッゲンハイムに、パラッツォの主要な居住空間の内装を委ね、グッゲンハイムは空間を改築し、パラッツォをベネツィアにおけるもっとも重要な模範建築に仕上げた。兄弟はその後、隣接した2棟も購入し、そこにふたつの庭を敷設する。

ゲストは、水の都にふさわしい運河を辿りホテルに到着する。舟を降り立つと、すぐに高い天井と歴史深いフレスコ画のレリーフを纏ったレセプションホールが出迎える。“アマンジャーニー”へのエレガントな幕開けにふさわしい空間だ。

Amanresorts|アマンリゾーツ

イタリア・ベネチアにあらたな“アマン”ストーリー誕生

「アマン・カナルグランデ・ヴェニス」オープン(2)

現在、アマンリゾーツは、ブータン、カンボジア、中国、フランス、インドネシア、インド、ギリシャ、ラオス、モンテネグロ、モロッコ、フィリピン、スリランカ、タイ、タークス&ケイコス諸島、トルコ、そして北米のデスティネーションで計25軒のリゾートを展開している。「アマン・カナルグランデ・ヴェニス」は、個性的なデザインの24のスイートがあり、随所にフレスコ画やレリーフなど、の歴史に彩られたアートと建築を備えている。

ルーフトップテラスからベネチアの街を望む

レセプションホールから弧を描くように配置された螺旋階段を2フロア上がると、“ピアノ・ノービレ”と呼ばれるルネサンス建築のメインフロア。イタリア料理とアジアン・キュイジーンを提供する、パラッツォでもっとも大きなサロンとなるダイニングエリアとなっている。

大きなガラス窓のあるメインルームからはグランカナルを、内装の基調色を名の由来とする黄の間と赤の間ふたつの個室からは、グランカナルとリゾート内のガーデンテラスを眺めることができる。バーエリアからもまた、グランカナルの落ち着いた風景が楽しめる。

4階には、豪奢でリラックスした雰囲気のなか、グランカナルの風景とともに軽食や飲みものを楽しめるサロン、ライブラリーが。チェスなどのボードゲームに興じることができる“Stanza del Tiepolo(スタンツァ・デル・ティエルポ)”、プライベートダイニングやミーティングに利用できる“Stanza del Guarana(スタンツァ・デル・グアラナ)”などのゲスト専用施設も用意されている。エレベーターでアクセスできるルーフトップテラスからは、息を呑むほど美しい、ベネチアの眺望が広がる。

グランカナルに面したガーデンテラスは、運河沿いの数少ないプライベートガーデンのひとつで、夏期にはオープンエアの“ガーデンディナー”を開催。アマンには、木々に囲まれたもうひとつの静かなプライベートガーデンがある。ゲストの癒し空間であり、サンポロ地区までの散歩コースとなっている。

アマン|ベネチア 07

アマン|ベネチア 08

今年6月にベネチア、2014年はいよいよ東京にアマンが!

アマン・カナルグランデ・ヴェニスのインテリアや家具はシンプル&モダンを基調とし、24あるほとんどのスイートには、リビングエリアとベッドルーム、ドレッシングエリアとバスルームを擁する。部屋には、キングサイズベッドとミニバー、デスク、ソファまたはラウンジチェア、テレビを完備。

スイートには、建築様式、サイズ、眺望によって異なる4つのカテゴリーがあり、プライベードガーデンビューを望む「パラッツォベッドルーム」は6室、グランカナルビューを望む「パラッツォ・チェンバー」が9室、高層階からグランカナルビューを望む「パラッツォ・スイート」4室、そして全5室の「シグニチャー・スイート」がある。

Maddalena Stanza(マッダレーナ)
高いフレスコ画天井、シルクウォール、シャンデリア付きバスルーム、ガーデンテラスおよびグランカナルビュー。

Papadopoli Stanza(パパドーポリ)
高いフレスコ画天井のベッド&バスルーム、ガーデンテラスおよびグランカナルビュー。

Sansovino Stanza(サンソヴィーノ)
16世紀のベネチアが誇る建築家、Jacopo d’Antonio Sansovino(ヤッコポ・ダントーニオ・サンソヴィー)によりデザインされたオリジナルの暖炉。

Alcove Tiepolo Suite(ティエポロ)
シノワズリペイントのリビングルーム、18世紀を代表する画家、Giovanni Battista Tiepolo(ティエポロ)による天井画のあるベッドルーム。

Grand Canal Suite(グランカナル)
リビングルームのアーチ型窓から望む格別なグランカナルビュー眺望。

建物3階部分にあるスパトリートメントルームは、小さな吹き抜けからレセプションルームへと通じる空間で、トリートメントルームは3室。ひとつはボディスクラブ時に使用するバスタブ付きで、エアロビクスと各種トレーニングのできるジムも併設されている。

アマン|ベネチア 09

ベネチア共和国全盛期の富と芸術性を具現化するものとして建てられたグランカナル。そしてその全貌を臨む特別なアマンリゾーツでの滞在。訪れた人たちすべてを一瞬にして魅了してしまうのが、ここベネチアである。

問い合わせ
アマンリゾーツ共通
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www.amanresorts.com/

           
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