森美術館「未来と芸術展」にてPARTYとnoizが制作したアート作品を公開|ART
LOUNGE / ART
2020年2月29日

森美術館「未来と芸術展」にてPARTYとnoizが制作したアート作品を公開|ART

ART|森美術館

六本木・森美術館で「未来と芸術展」で新しいAR体験を! 2025年万国博覧会開催権を勝ち取ったアート作品が公開中

森美術館の「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」にて、PARTYとnoiz が制作したアート作品「2025年大阪・関西万博誘致計画案」が公開中だ。会期は2020年3月29日(日)まで。

Text by OZAKI Sayaka

プロジェクションマッピングと透過スクリーンによる新しいAR体験

森美術館で開催中の「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」展は、人工知能、バイオ技術、ロボット工学、AR(拡張現実)など最先端のテクノロジーとその影響を受けて生まれたアート、デザインや建築を通して、近未来の都市、環境問題からライフスタイル、そして社会や人間のあり方について来場者とともに考える展覧会だ。
本展では、アイデア・デザイン・テック・ビジネスを越境し、未来の体験を社会実装するクリエイティブ集団「PARTY」が建築事務所「noiz」とともに制作したアート作品「2025年大阪・関西万博誘致計画案」が展覧されている。この作品では、誘致段階の万博会場計画の大型模型、模型と壁面へのプロジェクションマッピングによる映像の展示に加えて、透明スクリーンを使用した最新のオープン型AR(拡張現実)を体験できる。「非中心」、「離散」といったキーワードを核として、多様な個や集団の間で常に変化する現代ならではの関係性を、自然界にもよく見られる「ボロノイ図」をベースに表現し、同時に自律型モビリティシステムやAR、MR(複合現実)などの新しい都市的要素の運用にも適合した、次世代の都市構造を体現する明快なモデルでもあるのだ。
PARTYが得意とするデジタル世界の表現と、noizが得意とする物理世界の構築の組み合わせにより、私たちが存在する「物理世界」と情報が行き交う「情報世界」、これらの狭間にある人もデジタルエージェントも認識可能な「コモングラウンド」という3つの世界の存在の知覚、インタラクティブで多様な未来都市体験を疑似的かつ感覚的に体験できる。

"EXPO 2025 OSAKA, KANSAI, JAPAN Venue Design for Bidding" Exhibition at Mori Art Museum

「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」
会期|~2020年3月29日(日)
会場|森美術館
住所|東京都港区六本木6丁目10-1六本木ヒルズ森タワー53階
主催|森美術館、NHK
問い合わせ先

森美術館
Tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/future_art/index.html

                      
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