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ART
2020年1月9日
出雲大社と奈良の宝物が東京国立博物館に集結。特別展『出雲と大和』|ART
ART|国宝約20件、重要文化財70件以上を展示
日本有数の神社・出雲大社と島根、奈良に伝わる文化財と宝物を一堂に展覧する特別展
日本書紀成立1300年特別展『出雲と大和』が上野の東京都国立博物館 平成館にて開催される。日本有数の神社である出雲大社および島根の宝物と、奈良に伝わる文化財や資料が一堂に会する。会期は2020年1月15日(水)~3月8日(日)まで。期間中は前期と後期に分かれ、一部展示替えが行なわれる。
Text by OZAKI Sayaka
出雲大社本殿遺構の柱材「心御柱・宇豆柱」をはじめ、数々の優れた文化財や宝物を展示
2020年は、日本最古の歴史書「日本書紀」が編纂された養老4年(720年)から1300年となる節目の年。この記念すべき年に、特別展『出雲と大和』が東京・上野の東京都国立博物館 平成館にて開催される。展示は、「巨大本殿 出雲大社」「出雲 古代祭祀の源流」「大和 王権誕生の地」「仏と政(まつりごと)」の4章で構成され、古代日本の礎を考えるうえで欠かせない出雲と大和に伝わる宝物や重要文化財、資料の数々が一堂に会する。
見どころは、2000年に出雲大社境内で出土した杉の大材3本を一組にした巨大な柱材だ。出雲大社本殿を構成する9カ所の柱のうち3カ所が発掘で確認され、本殿の中心から発見された「心御柱(しんみはしら)」、本殿正面中央に位置した「宇豆柱(うづみはしら)」が揃って展示される。また出雲大社に伝わる古神宝である「秋野鹿蒔絵箱(あきのしかまきえばこ)」をはじめ、島根県出雲市の荒神谷遺跡から出土した銅剣、銅鐸、銅矛、島根県雲南市の加茂岩倉遺跡から出土した日本最多となる39個の銅鐸などの国宝も展示される。
また奈良県の石上神宮(いそのかみじんぐう)に伝わる国宝「七支刀」、奈良県桜井市のメスリ山古墳から出土した重要文化財「円筒埴輪(えんとうはにわ)」など、国宝約20件、重要文化財70件以上が展示される。
日本書紀成立1300年特別展『出雲と大和』
会期|2020年1月15日(水)~3月8日(日)
会場|東京国立博物館 平成館
住所|東京都台東区上野公園13-9
開館時間|9:30~17:00(金曜日、土曜日は21:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
休館|月曜(2月24日は開館)、2月25日
会期|2020年1月15日(水)~3月8日(日)
会場|東京国立博物館 平成館
住所|東京都台東区上野公園13-9
開館時間|9:30~17:00(金曜日、土曜日は21:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
休館|月曜(2月24日は開館)、2月25日
問い合わせ先
東京国立博物館
Tel.03-5777-8600
https://izumo-yamato2020.jp/index.html