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2021年8月31日
九谷焼の芸術祭「KUTANism」開催。オンラインで自宅からも閲覧可能|ART
ART|71名の参加作家による、99点の九谷焼が楽しめる国内最大級の九谷焼イベント
伝統工芸・九谷焼の魅力を「技」と「産地」の視点で発信する芸術祭「KUTANism(クタニズム)」リアルとオンラインで開催
伝統工芸“九谷焼”の魅力を世界に伝える芸術祭「KUTANism(クタニズム)」が、2021年9月18日(土)~11月14日(日)に開催される。5つのコンテンツが展開され、99点の作品が展示される「EXHIBITION(エキシビション)」や、その産地を取材した連載企画、トークショーなどが、リアルとオンラインで展開される。
Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi
鮮やかな色彩や、大胆な構図、細やかな絵付け技法など、多様な技の光る九谷焼作品が勢揃い
「KUTANism」とは、石川県小松市・能美市を産地とする伝統工芸“九谷焼”の世界発信を目的とした芸術祭。第3回目となる2021年は、「個性を生み出す技法」をテーマに、5つのコンテンツ「EXHIBITION(エキシビション)」、「LIBRARY(ライブラリ)」、「GUIDED TOUR(ガイドツアー)」、「MOVIE(ムービー)」、「SHOP(ショップ)」が、リアルとオンラインで開催される。
「エキシビション」では、国立工芸館主任研究員の岩井美恵子氏、能美市九谷焼美術館「五彩館」館長の中矢進一氏をキュレーターとして迎え、ふたつの展覧会「高雅絢爛展―九谷焼の今―」、「名工選『NEXT九谷 Vol.Ⅲ』展」が開催される。会場では、トークショー、絵付けワークショップなど、九谷焼をより深く知ることができるイベントも実施され、またオンラインでは、参加作家71名による技巧を凝らした99点の作品を閲覧できる。
「ライブラリ」では、練馬区立美術館長でありクタニズム総合監修を務める秋元雄史氏が、九谷焼の現場を訪れ、その長い歴史や物語を再発見する連載企画が実施される。「ガイドツアー」では、九谷焼の現場を巡る、オリジナルのツアーが開催される。
「ムービー」は、産地の魅力を紹介する映像アーカイブ。この企画のために制作された撮りおろし動画も含むコンテンツだ。そして「ショップ」では、小松市・能美市の九谷焼を取り扱う店舗の写真とリンク集が公開される。鮮やかな色彩や、細やかな絵付技法、大胆な構図など、個性的な技の光る九谷焼作品が勢揃いする、国内最大規模の九谷焼イベントだ。
九谷焼の芸術祭 KUTANism 「高雅絢爛展―九谷焼の今―」 名工選『NEXT九谷 Vol.Ⅲ』展
- 期間|2021年9月18日(土)~11月14日(日)
- 会場|サイエンスヒルズこまつ わくわくホール内
- 住所|石川県小松市こまつの杜2番地
- 時間|9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 主催|クタニズム実行委員会
- 共催|小松市、能美市
- 協力|石川県九谷窯元工業協同組合、石川県陶磁器商工業協同組合、九谷上絵協同組合、九谷焼団地協同組合、公立小松大学、小松九谷工業協同組合、こまつKUTANI未来のカタチ
- 後援|北國新聞社、認定NPO法人趣都金澤
- ※ 『名工選「NEXT九谷 vol.Ⅲ」展』 は、2021年9月29日(水)より、|浅蔵五十吉記念館|に巡回します。
問い合わせ先
KUTANism
https://kutanism.com/