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2021年1月18日
国立新美術館『マティス 自由なフォルム』展、2021 年秋の開催決定!|ART
ART|絵画、彫刻、素描、版画、テキスタイル等の作品やマティス旧蔵のオブジェ等も展覧
巨匠・マティスの記念碑的な手法による大作《花と果実》が修復を経て日本初公開
東京・六本木の国立新美術館にて、2021年秋に『マティス 自由なフォルム』展の開催が決定した。会期は2021年9月15日(水)から 12月13日(月)まで。
Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi
この展覧会のために修復される切り紙絵の大作《花と果実》が日本初公開
20 世紀美術の巨匠のひとり、アンリ・マティス(1869~1954年)。大胆な色彩表現とタッチで、フォーヴィスムの中心人物として20世紀初頭のパリで活躍した。後半生を過ごすこととなるニースでは、アトリエで様々なモデルやオブジェを精力的に描く一方で、マティスは色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」にも取り組み、鮮やかな色彩で平坦な色面を構成する作品も制作している。
2021年秋に開催される『マティス 自由なフォルム』展では、フランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、素描、版画、テキスタイル等の作品やマティス旧蔵のオブジェ等を紹介するものだ。マティスの切り紙絵が日本でまとめて展示されることは極めて稀で、マティスの記念碑的な表現方法に触れる貴重な機会となるだろう。
なかでも、同館が所蔵する切り紙絵の大作《花と果実》は、本展のためにフランスでの修復を経て日本初公開される必見作品だ。
本展ではさらに、マティスが最晩年にその建設に取り組んだ、芸術家人生の集大成ともいえるヴァンスのロザリオ礼拝堂にも着目し、建築から室内装飾、祭服に至るまで、マティスの至高の芸術を紹介する。
『マティス 自由なフォルム』
- 会場|国立新美術館 企画展示室 2E
- 住所|東京都港区六本木7丁目22−2
- 会期|2021年9月15日(水)~12月13日(月)
- 主催|国立新美術館、ニース市マティス美術館、読売新聞社
問い合わせ先
国立新美術館
Tel.050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://www.nact.jp/exhibition_special/2021/matisse2021