NYが生んだ伝説の写真家、ソール・ライターの回顧展第2弾が開催|ART

ソール・ライター 《セルフ・ポートレイト》1950年代、ゼラチン・シルバー・プリント ⒸSaul Leiter Foundation

LOUNGE / ART
2019年8月19日

NYが生んだ伝説の写真家、ソール・ライターの回顧展第2弾が開催|ART

ART|Bunkamura ザ・ミュージアム

一流のファッション誌で活躍した伝説の写真家ソール・ライターの回顧展第2弾がBunkamura ザ・ミュージアムで開催

2017年、Bunkamuraザ・ミュージアムで日本初の回顧展が開催され、大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター。前回の展覧会では発掘しきれていなかった貴重な未公開作品を含む、第2弾「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」が2020年1月9日(木)~3月8日(日)に開催される。

Text by OZAKI Sayaka

ニューヨークを撮り続けた伝説的写真家。世界初公開作品も展示

ソール・ライターは、1950年代からニューヨークの第一線でファッション写真家として活躍したが、1980年代に商業写真界から退き、表舞台から姿を消した。彼の写真が再び脚光を浴びるきっかけとなったのが、2006年にドイツの出版社シュタイデル社から刊行された写真集だ。当時すでに83歳になっていたソール・ライターの作品は写真界に衝撃を与え、これを皮切りに世界各地で展覧会の開催や作品集の出版が行なわれた。さらにドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」(2012年)が公開。初めてソール・ライターを知る人々にもこの写真家の素晴らしさが理解される機会となったのだ。

天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と呼ばれたソール・ライター。約8万点のカラー写真をはじめ、作品の大半を整理することなく世を去った写真家の「発掘作業」は、ソール・ライター財団によって現在進行形で行なわれている。本展では、前回の展覧会では発掘しきれていなかった膨大なアーカイブの中から、世界初公開となる作品を含む多くの未公開作品と豊富な作品資料を通して、ソール・ライターのさらに知られざる一面が紐解かれる。
ソール・ライター 《落書きの顔》1950年、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation
ソール・ライター 《窓》1957年、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation
ソール・ライター 《薄紅色の傘》1950年代、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation
「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」
会期|2020年1月9日(木)~ 3月8日(日)
休館日|2020年1月21日(火)、2020年2月18日(火)
会場|Bunkamura ザ・ミュージアム
住所|東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
時間|10:00~18:00(入館は17:30まで)、毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
HP|https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter.html
Bunkamura ザ・ミュージアム
Tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
https://www.bunkamura.co.jp
                      
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