AAF通信│建築レクチュアシリーズ217「建築家・伊東豊雄氏が語る作家的思想」
LOUNGE / ART
2014年12月24日

AAF通信│建築レクチュアシリーズ217「建築家・伊東豊雄氏が語る作家的思想」

AAF通信│建築レクチュアシリーズ217

建築家・伊東豊雄氏が語る作家的思想

建築家による芸術と社会環境の発展を目指すAAF(NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ)が2カ月に1度、午後7時から開催する恒例の「建築レクチュアシリーズ217」。今回は、ゲストスピーカーに世界的建築家 伊東豊雄氏を招いて、2013年1月25日(金)午後7時から、大阪市中央区の本町ガーデンシティで開かれる。

Text by YANAKA Tomomi

建築と社会をつなげる建築家

毎回、著名な建築家を招き、大阪を拠点に活動する芦澤竜一氏と平沼孝啓氏のふたりの建築家とともにトークセッションをおこなう「建築レクチュアシリーズ217」。今回は、日本建築学会賞作品賞、ヴェネチィア・ビエンナーレ「金獅子賞」、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、高松宮殿下記念世界文化賞など受賞した、日本を代表する建築家 伊東豊雄氏が登場する。

これまで「せんだいメディアテーク」や「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」などを手がけてきた伊東氏。現在は「台中メトロポリタンオペラハウス(台湾)」や「台湾大学社会科学部棟」、「みんなの森ぎふメディアコスモス(岐阜市)」などのプロジェクトが進行中だ。

建築家 伊東豊雄氏

台中メトロポリタンオペラハウス

東日本大震災では「せんだいメディアテーク」が被災。その復旧に携わったことをきっかけに、各地の復興活動にも精力的に取り組んできた伊東氏。仮設住宅における住民の憩いの場として、「帰心の会」(伊東豊雄、山本理顕氏、内藤廣氏、隈研吾氏、妹島和世氏)が提案した「みんなの家」は、仙台市、釜石市(2軒)、東松島市、陸前高田市にすでに完成。現在、東松島市(2軒目)や岩沼市でも計画が進んでいる。

さらに、釜石市では復興ディレクターを務め、自治体や住民双方の意向を取り組んだ復興構想を提示。具現化に向けての模索がつづけられている。

また、2011年には私塾「伊東建築塾」を設立し、若く優れた建築家の育成を目指す講座や、国内初の試みとなる児童対象の継続的な建築スクールを開講するなど、建築と社会のつながりを深めることにも力を注ぐ建築家のひとりだ。

芦澤氏と平沼氏が引き出す伊東氏の建築家としての作家的思想。さらには、作品づくりの手法や建築へのアプローチなど、「建築レクチュアシリーズ217」ならではのトークセッションに期待したい。

建築レクチュアシリーズ217
日程│2013年1月25日(金)
時間│開場18:00 開演19:00 レセプション20:30~21:30
ゲストスピーカー│建築家 伊東豊雄氏
会場│本町ガーデンシティ
大阪府大阪市中央区本町3-6-4 セントレジスホテル大阪 1階ホール
申し込み│ウェブページより受け付け
217.aaf.ac
定員│200人 ※当日の参加も若干名可能。当日18:00から先着順で整理券を発行する
入場料│1000円
特定非営利活動法人(NPO法人)アートアンドアーキテクトフェスタ
www.aaf.ac

           
Photo Gallery