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2015年5月11日
坂本龍一ピアノ・ツアー日記│2009.04.09の1枚
ツアー23日目│2009.04.09の1枚
葉桜になって惜しむ4月。3月18日の東京公演からスタートして、4月29日(水)の東京・昭和女子大学人見記念講堂公演の千秋楽まで、4年ぶりのJAPANピアノツアーの様子を1スナップ。
Ryuichi Sakamoto Playing the Piano 2009
4月9日(木)多治見市文化会館にて公演
文=原瑠璃彦
Ryuichi Sakamoto Playing The Piano 2009、
今日は岐阜県多治見市にやって来ました。
会場は多治見市文化会館。今日も『out of noise』をお持ちの10名の方が公開リハーサルに来られました。
本番のときとはちょっと違う雰囲気。貴重なひとときですよね。
さてさて、コンサートはいつも通り『out of noise』収録の『glacier』からスタート。
本当に素敵な音です。教授直々の北極圏サウンド。
このような音にじっくりと浸っていられることが幸せでなりません。
幽かな映像・照明と相まって、非常に濃密な時間・空間が演出されます。
ちょうど曲の中間点からカレン・H・フィルスコフさんによるグリーンランド語の「語り」が。この声がまたなんともいえない哀愁に満ちているのです。
今日は『Perspective』が初めて演奏されました!
岐阜公演も見事なセットリストとともに、教授のピアノの音が冴え渡る素晴らしいコンサートとなったのでした。
commmons