鈴木正文×勝浦恵美(TOKYO姉妹)ポルシェ対談(3-2)
鈴木正文×勝浦恵美(TOKYO姉妹)
免許を取ったら、ポルシェに乗ろう!(全3回/2)
いまはBMWの3シリーズを友人から借りて週末にドライブしている勝浦恵美さん。ポルシェ センター 銀座にある「911」や「カイエン」に興味津々です。というわけで、「スズキ編集長、ポルシェのこと、もっと教えてください!」の2回目です。
Photo by Jamandfix撮影協力=ポルシェ センター 銀座
鋭いクルマのナンバーワン
鈴木 今回、免許を取る動機はなんだったんですか?
勝浦 このまえ、フランスに行ったときに、女友だちが運転してくれたんですが、彼女がペーパードライバーというのを知らずに乗っちゃって、右も左も曲がれない、ブレーキを踏むとギクシャク、運転中に話しかけないで!って言われて、2時間怖い思いをしたんです。それで、これなら「私が運転したほうがいいな」って思ったのと、ポルシェを運転している方はみなさん運転が素晴らしい。助手席で見ているとレーサーのように運転されてカッコイイんです。それで私もそうなりたいなって……。
鈴木 道具がよければ、道具に見合った腕になっていきます。とてもよく切れる包丁をもつと、最初は指を切るかもしれないけど、どう使おうか考えるから使えるようになっていく。そしてそれがカッコイイ。鋭い服を着るのもそうでしょ。甘い服ばかり着ているとカラダもアタマも緩くなる。
勝浦 そうですね。がんばらないと。ポルシェはいかがですか?
鈴木 お金で買える鋭いクルマのナンバーワンのひとつだよね。
ポルシェを自分のものにできるなら、遠慮しないで乗るのが義務です
勝浦 男性にポルシェのことをきくと、みなさん、女性が運転するのをよろこぶんですよね。なぜですか?
鈴木 それはもうカッコイイからでしょう。ぼくもとてもいいと思うけど、女性はスポーツカーが似合うよね。女性がミニバンに子どもをたくさん乗せて運転しているというのも、それはそれで母性的でいいかもしれないけど、男性が若い女性に求めるのは、マリアンヌ・フェイスフルとか、ジェーン・バーキン、ジェーン・フォンダなど、セクシーなんだけど逞しさのある活動的な女性だと思う。そういう因習に縛られてない感じの女性は魅力的に映りますよ。
勝浦 私たち世代の女性って、その両方の狭間にいますね。自立しなければいけないって虚勢を張る部分と、ワゴン車に子どもをいっぱい乗せたいという憧れと。
鈴木 そうなんでしょうね。でも、とくにポルシェは、たたかっている感じがありますよね。世間の偏見とか、足を引っ張るいろんなものに妥協していない、自立した人だという表明のようなクルマです。
勝浦 そうですね。
鈴木 勝浦さんの同級生にもミニバン的なお友だちもいると思うけど、でも、人生には勝利も敗北もない。いろんな人生があって、ただ生きるってことが課題なのではないでしょうか。もし、運よくとか、あるいは努力した成果で、ポルシェが買える、自分のクルマにできるというのなら、遠慮しないで乗るのが義務ですよ。ポルシェに乗る32歳の独身女性、ワゴンに乗る幸福な家族もちの32歳の女性、そのどちらもが上下の別のない生き方を示していると思います。で、いまワゴンでないということは、ポルシェの側にいるということでしょ。
勝浦 ほんとうにそうですね。でも、ということは全部は手に入らないってこと。
鈴木 というのと同時に、自分の人生につねにあり得たかもしれない別の可能性がそこにあるのだけれど、そうでない可能性を選びとったってことでしょう。
ポルシェ センター 銀座
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