OPENERS’ DOCTORS FILE 1|山本医院 皮膚科・泌尿器科 山本成元先生
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2015年8月5日

OPENERS’ DOCTORS FILE 1|山本医院 皮膚科・泌尿器科 山本成元先生

その道なんと半世紀!年間4万人の悩みを解決する江戸川区の”駆け込み寺”

「困ったときはあそこに行かなきゃ」――そんな風に患者から厚い信頼を得ている開業医が江戸川区にいる。『山本医院』を営む山本成元(やまもと なりもと)医師。皮膚科・泌尿器科を専門とするベテランの医師だ。幼いころに母親を亡くしたことをきっかけに、「ひとりでも多くの患者を救いたい」と医療の道を志した青年は、医者になって約半世紀が経過した現在も、初心を忘れることなく、毎日真摯に患者と向き合っている。

Text & Photograph by TANAKA Junko (OPENERS)

―医者になろう、医療を目指そうと思ったきっかけは?

母が亡くなってからですね。母をお産で亡くしたことをきっかけに、医療の道を志すようになりました。ひとりでも多くの患者さんを救いたいと思ったのです。医学部にすすむときは、医者の数が圧倒的に少なかった皮膚科・泌尿器科を専門に選びました。

―その後、1959(昭和34)年に千葉大学医学部を卒業。1964(昭和39)年に同大学院を修了後、すぐに医学博士の資格を取得しました。

大学に残って研究というよりはすぐに臨床をはじめたかったのです。1日でも早く、病気で苦しんでいる患者さんを救いたいという思いがありました。それから2年後の1966(昭和41)年4月に、小岩で開業しました。

―開業しようという思いが芽生えたのはいつごろですか?

大学院卒業後研修時代です。やはり自分の目でみて、ひとりでも多くの患者さんを救いたいという思いからです。早い時期の開業に思われるかもしれませんが、そうした思いの強かった私にとっては、ごく自然な形での開業です。

―小岩を選ばれたのは?

小岩は大学病院での研修生時代、毎日通っていた思い出の場所です。電車のなかから見える街並みを見て、「開業するならここがいいな」と思っていました。当時の小岩はいまのように栄えていなかったので、3階建ての当院は “高層ビル”のようだったと、近所の方から言われたことがあります。いまでは、すっかり周りに立ち並ぶビルやマンションに埋もれてしまいましたが(笑)。それから約半世紀が経過しました。

―どんな患者さんを診られることが多いですか?

基本的に通院の患者さんを診ることが多いですね。対応できないときには専門病院・大学病院を紹介します。そこである程度落ち着いたら、また当院で治療を続けます。そうして治療した患者さんに笑顔で帰ってもらえるときが1番の喜びです。

―ご自身の治療方針について聞かせてください。

スピーディーで確かな見立てを心がけています。
毎年、子どもからお年寄りまで、虫刺され、湿疹、ニキビ、水虫、かぶれ、花粉症などのアレルギーから尿失禁、尿閉、尿道炎、膀胱炎、前立腺肥大、膀胱ガン、前立腺ガン、尿管結石まで、季節ごとにさまざまな症状を抱えた約4万人の患者さんが当院を訪れます。
“駆け込み寺”のように頼ってくださる患者さんたちをひとりでも多く診られるように、皮膚科・泌尿器科の医師2名で、できるだけ早く正確な診断をくだし、看護師をはじめとするスタッフ12名で手厚くフォローをすることが大切だと考えています。

―そのために、普段からなにか心がけていることはありますか?

家族に言わせると、趣味は医療というような人間です。暇を見つけては、皮膚科学会泌尿器学会に参加し、臨床に関する最新の文献に触れるよう努めています。私のように一般臨床系の医者は、治療している一瞬一瞬が勝負です。開業45年を迎えましたが、ずっと現場に立って臨床を続けたい。そう思っています。

山本医院
皮膚科・泌尿器科・アレルギー科
東京都江戸川区西小岩1-19-18 (地図)
Tel. 03-3658-0727
開業時間|8:30~12:00、15:00~18:00 ※木曜と土曜のみ8:30~12:00
定休日|日曜
山本成元 先生 プロフィール
昭和34年 3月 千葉大学医学部卒業
昭和39年 3月 千葉大学医学部大学院卒業
昭和39年 3月 医学博士
昭和41年 4月 開院
資格
日本泌尿器科専門医
所属学会
日本泌尿器科学会会員
東京泌尿器臨床学会会員
日本皮膚科学会会員
東京皮膚科臨床学会会員
http://www.yamamotoclinic.com/profile.html

           
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