NYの5番街にヴァレンティノの新フラッグストアが誕生|VALENTINO
VALENTINO|ヴァレンティノ
2015年春夏のオートクチュール コレクションもNYで発表
ニューヨーク・5番街にヴァレンティノの新フラッグストアが誕生
先ごろ、ヴァレンティノはニューヨーク・フィフスアベニューにあらたなフラッグシップストアをオープンした。それを記念してニューヨークにてオートクチュール コレクションを発表。
Text by KUROMIYA Yuzu
2015年春夏はブランドの歴史に根差した色のないコレクション
かつて高島屋百貨店があった場所にオープンしたフラッグシップストアは、ジョン・バギーとフィリップ・ジョンソンによるポストモダンな建物が印象的。2万平方フィートの面積を誇るフロアは、ブランドのクリエイティブ・ディレクターであるマリア・グラッツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリが、建築家デヴィッド・チッパーフィールドと一緒に作り上げた革新的なストアコンセプトを反映させている。
ロマンティシズム、クラシカルといった今までのスタイルを引き継ぎながらもあらたな方向性が盛り込まれた店内は、パラッツォ(宮殿)のような雰囲気。8階まで広がる特徴的な正面壁面が存在感を放つ。アイテムは、ウィメンズとメンズコレクション、アクセサリーなど、すべてのカテゴリーをラインナップ。また、インテリアブランドの「Fornasetti(フォルナセッティ)」とコラボレーションし、サングラス、食器や家具など、さまざまなアイテムを取り揃えたコレクションとほかの特別なカプセルコレクションが発売される。
そして、フラッグシップストアのオープンを記念し、ニューヨークでオートクチュール コレクションが発表された。今回のコレクションはあらたなクリエイションを生むための試みとして、ブランドが1968年にローマで発表した「ノンカラー」ショーと呼ばれたスフィラータ・ビアンカ コレクションから想起。ブランドの歴史に根差した白一色のルックで構成され、コレクション名は「サラ ビアンカ 945」と名付けられた。無色としての白、あるいはすべての色の総和としての白など、あらゆる意味で白を解釈。優雅で精緻な構造や、テクスチャーの違いを活かした高い手工技術により、ホワイト・オン・ホワイトながらも表情豊かでドラマティックなコレクションとなっている。また、ショップオープンのパーティに、女優のエマ・ロバーツやケイティ・ホームズなど、豪華なゲストが多く駆けつけた。
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