N°21|世界初「ヌメロ ヴェントゥーノ」の旗艦店が表参道にオープン
FASHION / WOMEN
2015年4月2日

N°21|世界初「ヌメロ ヴェントゥーノ」の旗艦店が表参道にオープン

N°21|ヌメロ ヴェントゥーノ

世界初「ヌメロ ヴェントゥーノ」の旗艦店が表参道にオープン

次世代のイタリアファッションシーンを牽引するアレッサンドロ・デラクアが手がける「N°21(ヌメロ ヴェントゥーノ)」の、世界初となる旗艦店が東京・表参道にオープンした。

Text by KUROMIYA Yuzu

ブランドのクリエイティブな世界観を見事に反映

世界初の旗艦店は、デザイナーのアレッサンドロ・デラクア自らがアートディレクションを務め、建築家のハネス・ペールが店舗デザインを担当。3フロア構成で、1階はウィメンズ、2階はメンズ、3階はサロンスペースになっておりテラスも設けられている。

黒を基調にしたコンクリートの壁が印象的なエントランスを抜けると、モノクロームの大理石が敷き詰められた床、ポストモダンなポリカーボネイトを使用した天井など、デラクアらしさが随所に光る空間が広がる。

コレクションを陳列する什器はすべてハネス・ペールによるオリジナルデザイン。ヴィンテージ家具をカスタムしたり、一からデザインを起こしたものまで、全てイタリアで製作された。

店内に使用されている「Statuario(スタトゥアリオ)」「Marquinia(マルキーナ)」と呼ばれる稀少な大理石やハーフミラーの硝子、ウッド、アルミに鉄といった素材は、ブランドの美学を見事に具現化。また、ダミアン・ハーストらコンテンポラリーアーティストからもインスピレーションを得ており、6つにスライスされたアールデコ調のテーブルはダミアン・ハーストの初期作品を彷彿とさせる。

シンプルな構成、控えめなカラーパレット、統一感のある家具や什器、ポストモダンなライティングなど、エッジーなクリエイティブとミニマルなスタイルが共存するブランドの世界観を反映したショーケース的存在の旗艦店に、ぜひ訪れてみてほしい。

ALESSANDRO DELL'ACQUA|アレッサンドロ・デラクア
1962年12月21日生まれ、ナポリ出身。23歳という若さでイタリアを代表するファッションメゾン『Genny』とデザイン契約を結ぶ。その後『Pietro Pianforini』のクリエイティブディレクターや『Iceberg』『Les Copains』など、数々のトップメゾンのデザインを手がける。1996-97年秋冬ミラノファッションウィークにて自身の名を冠した初のレディスプレタポルテコレクションを発表。シャープなテーラリングセンシュアリティとフェミニニティに富んだコレクションは、次世代のビッグデザイナーの誕生としてファッションメディアをにぎわせた。2004年には『La Perla』のデザイナーに就任し、名実共にイタリアモードを牽引する存在としてその地位を確立。その後『Malo』のクリエイティブディレクターを経て、2010-11AWミラノファッションウィークにて、自身がデザインを手がける新レディスウェアブランド「ヌメロ ヴェントゥーノ」を発表。2014-15年秋冬シーズンからはメンズラインもスタートした。

ヌメロ ヴェントゥーノ フラッグシップストア
東京都渋谷区神宮前4-3-17
Tel. 03-3746-0021

           
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