FASHION /
WOMEN
2015年1月9日
萩原輝美|バーバリー プローサムが描く“ブルームズベリー・ガールズ”
萩原輝美のファッション・デイズ vol.99
テーマは「ブルームズベリー・ガールズ」
14-15秋冬バーバリー プローサム
クラシックな英国をモダンに甦らせたクリストファー・ベイリー。優しいドレスにトレンチコート、コントラストなスタイリングが光ります。
Text by HAGIWARA Terumi
スモーキーパステルのハンドプリントが、強くて優しいコレクション
2014-15秋冬ロンドンコレクションです。バーバリー プローサムから、ロンドン橋、ビッグベンなどロンドンのシンボルが飛び出す絵本風の切り絵になったインビテーションが届きました。これがテーマ!? そう、バーバリー プローサムはこのシンボルの中にいるのです。
14時スタート。コレクションはベージュにブルー、グリーンにピンク。すべてがスモーキーなウインターパステルです。こどもの絵のようなハンドペインティングで咲きこぼれる花やグラフィック柄が続きます。プリントの揺れるスカートにはカチっとしたトレンチやムートンを合わせ、大判スカーフが流れます。レースアップのブーティーや太いサッシュベルトにも1点、1点ペイントされています。
優しいシルクドレスはクラシックなティードレスをイメージしたとか。ボータイ、ハイウエストなどクラシックな英国調をスカーフとベルトでモダンに演出します。フィナーレはイニシャル入りのブランケットケープが登場。テーマは「ブルームズベリー・ガールズ」20世紀初頭の英国アーティスト集団の拠点となったチャールストン・ファームハウスの内装デザインが甦りました。
萩原輝美|HAGIWARA Terumi
ファッションディレクター
毎シーズン、ニューヨーク、ミラノ、パリ・プレタポルテ、パリ・オートクチュールコレクションを巡る。モード誌や新聞各誌に記事・コラムを多数寄稿。セレクトショップのディレクションも担当。
オフィシャルブログ http://hagiwaraterumi-bemode.com/