BARNEYS NEW YORK|バイヤー 鈴木 春さんに聞いた、2011-12年秋冬スタイルキーワード
BARNEYS NEW YORK|バーニーズ ニューヨーク
バイヤー 鈴木 春さんに聞いた!
キーワードは“STYLING LIFE.”
バーニーズ ニューヨーク ファッション マーチャンダイザー 鈴木 春さんに聞いた、2011-12年秋冬スタイルキーワードとは? 奇を衒わず、シンプルできれいなシルエットを作ることがポイントだという今季のお薦めスタイル、テーマは“STYLING LIFE.”。最旬コーディネイトのコツをここでご指南いただこう。
Text by OPENERSPhoto by JAMANDFIX
シンプルな着こなしに欠かせないアウターの存在
「YVES SAINT LAURENT(イヴ・サンローラン)、Celiné(セリーヌ)、Chloé(クロエ)、BALENCIAGA(バレンシアガ)などにみるマニッシュなコートや、ブリティッシュライクなニットは、今シーズン注目したいアイテムですね。バーニーズ ニューヨークでも“MADE IN BARNEYS”と題し、シンプルで美しいラインのコートやダウンコート、上質なカシミアニットなど、いまの気分にぴったりなオリジナルブランドのアイテムも充実させています」
そう語るのは、バーニーズ ニューヨーク ファッション マーチャンダイザー 鈴木 春さん。今回は1960年代から70年代の都会の女性をイメージしたスタイリングを提案してくれた。
「レイヤリングをしない、シンプルな着こなしが今年らしいシルエットを作る秘訣。レイヤリングに頼らないためには、コートの表情を変えることであらゆるテイストを取り入れることがコーディネイトのコツといえるでしょう」
王道のダッフルコートでマニッシュな気分を取り入れて
「クリーンなラインの王道のダッフルコートには、ボウタイブラウスとミドルレングスのスカートというフェミニンな2ピースを合わせ、クラシカルなイメージは保ちつつ、甘口×辛口のテイストミックスで遊び心を取り入れた新鮮なエレガントスタイルが新鮮。バッグは今季のトレンドでもあるエレガントでクラシカルなデザインのものを選んでいるので、足もとはメンズライクなシューズを合わせて全体のバランスを意識しています」
クラシカルなムードにトラッド感をプラスするのが今年らしい
「今季の注目アウターのひとつであるマントを合わせたルックには、あえてとろみのあるプリントワンピースを合わせ、ここでもクラシカルなムードとのミックスを提案。カチューシャをつけたり、ウィングチップシューズを合わせるなど、小物でトラッド感をプラスするのが今年らしい。レイヤリングを少なくするからにはアイテム一点、一点に目線が集まり、ごまかせません。ですので美しいシルエットのものを選ぶことが重要です。試着を繰り返し、上質なもの、自分に合うものを厳選することを心がけましょう」
──ありがとうございました。
鈴木 春|SUZUKI Haru
バーニーズ ニューヨーク ファッション マーチャンダイザー
バーニーズ ジャパンの立ち上げ時よりプロジェクトに参加。バーニーズ ニューヨークのウィメンズ部門のディレクションを担当、活躍中。毎シーズン、独自の審美眼を活かしたそのバイイングには定評がある