連載・國藤直子│コスメシュラン第65週「ディオール プレステージ サテン ローション」
第65週 Dior│ディオール
大きくリニューアルされた 「ディオール プレステージ」
肌感触がちがう! 「プレステージ サテン ローション」
<10月は、このアイテムをキャッチアップ!>
ふと気づくと、今年もあと3ヵ月弱。もう10月も残りわずか! 「年をとると一年があっという間」とは、よく言われることですが、本当ですね(苦笑)。長かった夏がやっと終わったのはいいけれど、これから乾燥の季節へまっしぐら。だれもが肌の乾燥に悩まされる時期は、(耳にタコだとは思いますが)保湿重視のケアがポイントです。この秋冬、私がハマっているのは、使うたびにローズがほのかに香る、ディオール プレステージ サテン ローション。大好きな“とろみ系”ローションのなかでも極上の使い心地で、うっとりします。秋冬、乾燥で肌に歳をとらせないために、保湿はもちろん、エイジングケアを見据えたローションを使いましょう!
文=國藤直子
写真=JAMANDFIX
ボトルを“丁寧に扱う”ことからはじまっているスキンケア
朝も晩も使うローション。ぱしゃぱしゃっと手軽に使うのもよいけれど、30歳を越したら、自分の肌と対話しながら、コットンでじっくり使えるものを選びたい。白とゴールドの重厚感のあるディオール プレステージ サテン ローションのボトルは、正直、重いです。口が大きめで気をつけないと、どろっとたくさん出すぎてしまいます。でも、ラグジュアリーなディオール プレステージブランドのスキンケアは、このボトルを“丁寧に扱う”ということからはじまっているといっても過言ではありません。いわゆる自分の“所作”がきれいに見えるブランドであると私は思うのです。だから、上質なコットンにそっとたらして、肌にゆっくりとなじませたい。コットンに盛り上がるようなとろみがついていますが、すっと肌になじんで、もちっ! そして、ふわーっと広がるバラの香りがまた心地よいのです。
そう、今回、大きくリニューアルされた「ディオール プレステージ」は、バラに大きな特徴があります。クリスチャン・ディオールそのひとが幼少期を過ごしたフランス南部ノルマンディー地方で出会ったローズを7年もの歳月をかけて再現。有機庭園で栽培し、ローズ サテンと名づけられたバラは、なめらかでサテンのような花びらで美しい外観をもつと同時に、強風にも潮の影響にもびくともしない、強靭な力をもっているそう。そんなバラを濃縮、蜜(ネクター)にしたのが、ディオール ローズ サテン® ネクターです。この主成分と、ディオール独自の成分、クニフォフィア ネクターとを合体。ダメージを受けた肌が連鎖反応を起こして老化を加速させるのをブロックし、元気な細胞を生み出せるように肌を回復へと導きます。
自分にエクスキューズしないで、余裕をもってエイジングケア!
要は、疲れてもろくなった肌を元気にしてくれるシリーズというわけ。ローションのほか、美容液、アイクリームも揃っていて、すべてがバラの香りでスキンケアの時間がとても優雅に! ラインで使うといっそう満ち足りた気分に浸れますが、まずローションでその優美なスキンケアのトビラを開けてみるのもお薦め。“ぱしゃぱしゃ”では得られない、しっとり吸いつくような肌感触に出会えます。
一説によると、肌老化は18歳(!)ごろからすでにはじまっているとか。“肌を甘やかしたくない”とか、“私にはまだ早い”と自分にエクスキューズしていたら、知らないあいだに老化がもっと進んでしまうかも。エイジングケアに早すぎはない、とはまさにこのこと! 「やらなくちゃ」と義務に感じてしまうまえから、余裕をもってエイジングケアをはじめてみては? 優雅さに隠された本格的な機能性をもつディオール プレステージで、ぜひ!
ここで土佐弁(出身地)で一言!
「げに、まっことボトルが重たいちや。けんど、中身はとろっとしちょって、気持ちがえいねえ。え? ローション? 美容液かと思いよった。えらい贅たくなローションやいか。これだけでも肌がもちもちしてくるき、うれしゅうなるねえ」
※美容液みたいなとろみとバラの香りで贅たくな時間が味わえるで賞
★★★★★
<保湿化粧水>
プレステージ サテン ローション
価格|1万1550円
容量|200mL
深いうるおいを肌に注ぎ込み、ふっくらとハリのあるサテンのように上質な艶肌へ導く保湿化粧水。 クニフォフィア ネクターとローズサテンの花びらから抽出したエキス(保湿成分)が、肌をすこやかに整える。
朝晩、洗顔のあと、コットンにたっぷりとふくませ、顔の中心から外側へなじませる。
パルファン・クリスチャン・ディオール
Tel. 03-3239-0618