BALLY|エベレスト初登頂60周年を祝う記念イベントをリポート
BALLY|バリー
エベレスト初登頂60周年を剛力彩芽も祝福!?
記念イベント「BALLY EVEREST 1953-2013」をリポート
世界最高峰のエベレストに、人類初の登頂がなされてから60年を迎えた。これを記念し、スイスのレザーブランド「BALLY(バリー)」は、2013年1月のロンドンでの発表を皮切りに、1年間に及ぶ祝典をスタート。日本でも10月に、「バリー 銀座」にて「BALLY EVEREST 1953-2013」が開催された。
Text by IWANAGA Morito(OPENERS)
現代によみがえった「レインディア ヒマラヤブーツ」
1953年5月29日、シェルパのテンジン・ノルゲイ氏がエドモンド・ヒラリー卿に同行し、世界最高峰のエベレストに登頂。その際、テンジン氏は、バリーの「レインディア ヒマラヤブーツ」を着用していた。氏が着用したものとおなじモデルのブーツは、スイスにあるシューミュージアムにおいて厳重に保管されている。10月にバリー 銀座でおこなわれた記念イベント「BALLY EVEREST 1953-2013」では、レインディア ヒマラヤブーツを再現したレプリカを展示。
オリジナルとおなじ工場にて製作されたレースアップのフック、ナチュラルシェイブされたトナカイの毛皮など、バリーがもつ伝統とラグジュアリズムに満ちた逸品として、現代に復活。本格的な登山ブーツのスタイルを踏襲しつつ、革新性を表現したデザインはタイムレスな威厳を備える。
会場にはエベレスト登頂に同行したというテンジン・ノルゲイ氏の息子、ジャムリン・テンジン・ノルゲイ氏も出席。また各分野の著名人が多数来場し、バリーとエベレストのアニバーサリーイヤーを祝福した。
さらに、新作「エベレスト カプセル コレクション」もディスプレイ。本コレクションは「開拓者精神」をテーマに、エベレスト登頂時のテンジン氏とエドモンド・ヒラリー卿の服装からインスピレーションを受けており、豊かな質感の皮革を贅沢に使用したダウンコートなどをラインナップする。
注目アイテムのブーツでは、1919年にバリーが特許権を有した、全方向にたいして高い防滑性を誇る「バリーグリップ」をリデザイン。伝統的なトレッキングスタイルやアルペンスタイルに基づいたうえで、凹凸加工された軽量なインジェクション モールドラグソールにより、履き心地と機能性を追及している。さらにバリーのホールマークである、ダブルステッチのノルウェー式製法がほどこされ、防寒性と耐久性も申し分ない。
バリーが築いてきた歴史のなかで、もっとも大きな出来事のひとつである人類初のエベレスト登頂への貢献。アニーバーサリーイヤーの本年は、ラグジュアリーなイメージとはまた異なるブランドのクラフツマンシップを見せている。
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