VALENTINO|ヴァレンティノ、アクセサリーラインを称える書籍を発表
荒木経惟など著名アーティストが撮り下ろし
ヴァレンティノ、アクセサリーラインを称える書籍を発表
ヴァレンティノは、ブランドの過去から現代までのアクセサリーにささげるオマージュとして書籍『ヴァレンティノ:オブジェクツ・オブ・クチュール(VALENTINO: Objects of Couture)』を発刊。著名アーティストによって撮り下ろされた、アクセサリーコレクションの写真やアート作品は必見だ。
Text by KUROMIYA Yuzu
伝説的なクチュールメゾンのアクセサリー史を紐解く
クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリとピエール・パオロ・ピッチョーリによる共著、美術評論家のフランチェスコ・ボナミが編集にあたった『ヴァレンティノ:オブジェクツ・オブ・クチュール』。
アートディレクションは、イタリアのアート・ディレクター・エージェンシー、REM(ルイニ・エ・マリオッティ)が担当している。内容は撮り下ろし写真で構成され、デビット・ベイリー、ルイーザ・ランブリ、荒木経惟、デュアン・マイケルズ、シュルテンス&アベネス 、フィリップ・ロルカ・ディコルシア、ダグラス・ゴードンら著名アーティストによる、300点を超えるアクセサリーコレクションの写真やアート作品を掲載。ヴァレンティノのブティックのみで販売されるデラックス版と、市販版の2種類を展開予定だ。
今回、共著したマリア・グラツィア・キウリとピエール・パオロ・ピッチョーリはこの書籍について「美と恐怖、同時代性と伝統、夢と悪夢、ファンタジーと日常、崇高さと平凡を描く物語です」とコメント。
長年にわたってヴァレンティノのアクセサリーコレクションを手がけてきたふたりが、全ラインのクリエイティブディレクターに就任したのは2008年。その後も継続してアクセサリーデザインを手がけ、クラフトマンシップに都会的な感覚を吹き込んだアクセサリーをつぎつぎと誕生させている。
また、発表の場となったパリのガゴシアン・ギャラリーでは、書籍に掲載されている写真の一部が、ヴァレンティノのアイコニックなアクセサリーアイテムとともに展示され、クリエイティブ・ディレクターによるサイン会も行ったいう。