タイムレスなディオール新アイコンバッグ「RUNWAY BAG」登場|DIOR
DIOR|ディオール
タイムレスな新アイコンバッグ「RUNWAY BAG」登場
DIOR(ディオール)の2016-17秋冬コレクションで新たに登場した「RUNWAY BAG(ランウェイ バッグ)」。職人の手により全面に刺繍を施されたもの、エキゾチックスキン、またメゾンの代表的なコードであるカナージュ柄をモチーフにしたものなど、構築的なフォルムでタイムレスなディオールの新アイコンバッグが登場した。
Text by OPENERS
すべてにおいてメゾンのエスプリを感じさせるバッグ
ディオールのランウェイ バッグが制作されるのは、イタリアの街、フィレンツェ近郊。レザーグッズ制作のノウハウに情熱が捧げられ、知識と技が世代から世代へと受け継がれてゆく中心の地である。
アイコニックなLady Diorにインスパイアされたランウェイ バッグは、レザーからカナージュモチーフ、洗練性、エレガンス、そしてスタイルにいたるまで、すべてにおいてメゾンのエスプリを感じさせる。フィレンツェから数キロ離れた郊外で、レザーの扱い方、ハンドルの取り付け、木製型の上での組み立てなどの伝統技術を駆使して、ひとつひとつ手作業で作り上げられる。
レザーの選別後、職人はハンドル、ボディ、内ポケットなどハンドバッグを構成するパーツの型に従って、ナイフを正確に走らせた後、カナージュモチーフをほどこす。グラフィカルなマス目のようなモチーフは、アヴェニュー モンテーニュ30番地のサロンで開かれたファッションショーのゲストのために、クリスチャン・ディオールが選んだナポレオン3世様式の椅子のシート部分に見られる格子柄のパターンを再現。レザーの艶を最も美しく出せるよう、カナージュの幅、糸の張り具合などすべてを完璧に調整している。
そして、組み立ての段階に。まずハンドルを取り付ける。バッグのシェイプに美しく調和した曲線を描くようにデザインされ、コルクを用いることで使いやすさが追求されている。レザーをそれぞれのハンドルに接着し、エッジをトリミング。先端の尖ったツールで精微にハンドルの周りを包み込み、美しいカーブを際立たせ、ヘッドが丸くなったハンマーでアンサンブルを軽く叩き、手作業で最後のステッチをあしらう。
ランウェイ バッグは正確な寸法に作られた木製型にセットされる、この工程は大変繊細だ。すべてのカナージュがバッグの3つのセクションの上で美しく完璧に並ばなければいけないからだ。まず両サイドがセットされ、バッグのボディとの接点にかかる負担に耐えられるよう、レザーバンドで補強する。そしてバッグのシェイプを保つために、耐久性が求められる箇所に様々な補強材が施された。まるで建築物の基礎固めのようだ。
小さな内ポケットと2つのマグネットで開閉するフラップを取り付けた後は、バッグの内側のライニングをステッチし、バッグのシェイプ保持と装飾用にアイレット、底鋲、ストラップを支えるブラケット、ゴールドブラスのD-I-O-Rチャームなどのメタルパーツが取り付けられる。チャームが揺れ動くたびにゴールドリボンでエンボス加工された”Christian Dior”の文字が垣間見える。
ランウェイ バッグに必要な構成要素は全部で115にも上る。こうしてディオール レザーグッズのサヴォワールフェールが永遠に継承されていくのだろう。
クリスチャン ディオール
0120-02-1947
www.dior.com