Roger Vivier|4000個以上のダイヤモンドが輝くシューズ「A QUEEN FOREVER」
FASHION / WOMEN
2015年2月20日

Roger Vivier|4000個以上のダイヤモンドが輝くシューズ「A QUEEN FOREVER」

Roger Vivier│ロジェ ヴィヴィエ

4000個以上のダイヤモンドが輝くシューズ

足にささげる宝石「A QUEEN FOREVER」

フランスのシューズメゾン、ロジェ ヴィヴィエがエリザベス女王2世の即位60周年を記念し、まるでジュエリーのようなシューズ「A QUEEN FOREVER」を発表した。それは60年前、女王の戴冠式のためムッシュ・ロジェ・ヴィヴィエによりつくられたオリジナルシューズから着想し、東インド会社とコラボレーションしたもの。クリエイティブディレクター、ブルーノ・フリゾーニの手によって生まれ、ダイヤモンドが散りばめられた”足に捧げる宝石”に、思わずため息が漏れてしまいそう。

Text by YANAKA Tomomi

東インド会社とコラボレーション

結婚60周年を「ダイヤモンド婚」というように、西洋では60年の節目を象徴するダイヤモンド。エリザベス女王2世即位60周年を迎えた今年は「ダイヤモンド・ジュビリー」として、記念式典や多くのイベントが開催された。

歴史をさかのぼること60年前、若き日の女王が戴冠式のさいに履いたのが、いまは亡きムッシュ・ロジェ・ヴィヴィエがデザインしたシューズだった。当時、エリザベス・テイラーらセレブリティを顧客にもち、芸術的なシューズで人気を博していた彼は、その日女王が頭上に載せる大英帝国王冠、そして聖エドワード王冠を装飾する意匠を取り入れ、上質なゴールドのキッドスキンに数多くのルビーをはめ込んだシューズを製作。女王は見るもまばゆいシューズを履いて特別な日に臨んだという。

今回、そのオリジナルシューズに、クリエイティブディレクター、ブルーノ・フリゾーニがインスピレーションを得て、「ダイヤモンド・ジュビリー」にちなんで製作したのが「A QUEEN FOREVER」だ。さらに、1600年にエリザベス女王1世による王室の特許状を得て設立され、ダイヤモンドや英国王室と歴史的に深いかかわりをもつ東インド会社とのかつてないコラボレーションも実現。ブラックサテンをベースにし、漆黒のフェザーによる荘厳な飾りがほどこされたシューズに4000個以上のブリリアンカットダイヤモンドが散りばめられた。

このシューズは6月28日(木)から7月4日(水)までのあいだ、ロンドンで開催されるマスターピースフェアの一環でもあるダイヤモンドの「ブリリアントエキシビション」で展示されるという。

輝くダイヤモンドに包まれた美しい「A QUEEN FOREVER」。ムッシュ・ロジェ・ヴィヴィエのデザイン哲学をブルーノ・フリゾーニによってよみがえらせたスペシャルな1足だ。

ロジェ ヴィヴィエ 阪急うめだ本店
Tel. 06-6361-1381(代表)
http://www.facebook.com/rogervivier

           
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