PRADA|ローマン・ポランスキー監督によるファッション・ショートフィルム『セラピー』
PRADA|プラダ
プラダ、カンヌ国際映画祭にてショートフィルムをサプライズ上映
先日、好評のうちに幕を閉じた2012年カンヌ映画国際映画祭にて、プラダよりローマン・ポランスキー監督によるファッション・ショートフィルム『セラピー』が、サプライズ上映された。
Text by KUROMIYA Yuzu
プラダの遊び心が光る、アイロニーとウィットに富んだ3分半
2012年カンヌ国際映画祭公式選出―クラッシック部門にて、ローマン・ポランスキー監督、ナスターシャ・キンスキー氏、映画祭委員長のティエリー・フレモン氏出席のもと、プラダのショートフィルム『セラピー』がサプライズ上映された。このサプライズ上映は、ポランスキー監督とフレモン氏自身のアイデアによるもの。『セラピー』は、復元して上映された映画『テス』の前に披露された。
プラダのゴージャスなファーコートを着てセラピーを受けにきたヘレナ・ボナム・カーター演じる患者と、ベン・キングスレー演じるそのコートに魅せられたセラピストが織りなすアイロニーとウィットに富んだストーリー。ショートフィルムの最後には「PRADA SUITS EVERYONE(なんびとにも似合うプラダ)」という文字が写し出され、コレクションなどでは見ることのできないプラダの魅力を表現した作品に仕上がっている。
今回のショートフィルムで監督を務めたローマン・ポランスキー監督は、
「友情とお互いの尊重を通じて、“遊び”と“思想”が実現しました。プラダからショートフィルムの撮影を依頼されたとき、本当に自分らしく表現できるとは思っていませんでした。しかしふたを開けてみると、完全な自由を与えられ、私は大好きなたちと撮影現場で再会し、楽しい時間を過ごせました」とコメント。
また、「現代のファッションの世界が意味するものについて論じる機会と、そこに多くの固定観念が伴う事実は、魅力的であると同時に少し戸惑いを覚えますが、無視できないことであるのはたしかです。アイロニーとウィットの余地がまだあるというのはワクワクしますし、まちがいなくプラダもそのひとつです」とも語っている。
なお、今回上映されたショートフィルムはプラダの公式サイト(http://www.prada.com/it?cc=IT#!/a-therapy/movie)にて公開中。
キャスト&クルー
出演|ヘレナ・ボナム・カーター、ベン・キングスレー
脚本|ローマン・ポランスキー・ロナルド・ハーウッド
音楽|アレクサンドル・デスプラット
美術監督|ディーン・タブラリス
撮影監督|エドゥアルド・セーラ
編集|エルベ・デ・ルゼ
製作責任者|マックス・プラン
製作|Hi! Production, R.P.Production
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