英国でもっとも偉大なアーティストの回顧展

英国を代表する彫刻家であり、20世紀の彫刻界をリードした芸術家でもある、バーバラ・ヘップワース（1903-1975）。自然のリズミカルな躍動感や、素材に対する研ぎすまされた感覚が具現化された作品は高く評価され、英国・コーンウォール州のセント・アイヴスには『へップワース美術館』がある。

「バーバラ・ヘップワース、モダンワールドのための彫刻」展は、バーバラ・ヘップワースの50年間に及ぶ作品を展示するロンドンではじめての回顧展で、初期作品から1960年代に制作された大規模なものまで、木や石、銅などさまざまな素材を使った作品を展示。ヘップワースの代名詞となっている抽象彫刻はもちろん、テキスタイルや写真、映像なども鑑賞できる構成で、美術学校時代からの友人だったヘンリー・ムーアら同世代のアーティストや先人らの作品もあわせて出展されている。

バーバラ・ヘップワースとマーガレットの共通点

マーガレット・ハウエルにとって、バーバラ・ヘップワース個人のスタイルや作品はつねにインスピレーションの源であり、今回の回顧展をサポートするために、シンプルで現代的なワークウェアシリーズのスモールコレクションをつくりあげた。

「バーバラ・ヘップワースは、その作品、一生、そしてスタイルを通して私に影響を与えてくれた特別なひとのうちのひとりです。彼女はシャツの袖をロールアップさせて創作活動に勤しみ、衣服には彫刻刀や鉛筆、海岸で拾った石を入れるためのポケットが必要な女性でした。

私は彼女の世界に近い環境で育ちました。子どものころに休暇を過ごしたセント・アイヴス、住んだこともあるヨークシャーデールズ……、彼女がそうだったように、起伏に富んだ風景や、木や石、そして植物のテクスチャーに強く惹かれるのです。

そして私は、芸術家としての彼女の独立性、力強さ、実践主義だけでなく、彼女の着ていた作業着や、その着こなしにも共感を覚えます。

彼女の精神を讃えるために、コラボレーションアイテムはデザインされました。彼女ならよろこんで着てくれたのではないかと思っています」

マーガレット・ハウエルは、バーバラ・ヘップワースについてそう語った。

神南店でテートの雰囲気を味わう

マーガレット・ハウエルが手がけたスモールコレクション「MARGARET HOWELL FOR TATE」は、クロップドダッフル、ワークシャツ、コーニッシュスモック（ウィメンズサイズのみ）、スモールスカーフとラージスカーフ、エプロン、ダンガリーの6アイテム（7種）がランナップされる。

9月17日（木）から30日（水）まで、『マーガレット・ハウエル神南店』にて、ロンドンの旗艦店と同様に店内の一部スペースを使用したエキシビションを開催し、スペシャルアイテム6アイテムを販売する。

また、9月17日（木）から神戸店、梅田店、京都店、天神店の5店舗でもアイテムを販売する（※エキシビションは神南店のみで、エキシビションが終了してもアイテム販売は継続）。